春になって 新芽が出て葉が 弱弱しい葉ではなく しっかりとしたら
枝のまだ少ない と感じる 山モミジ、唐楓 などは 枝数を増やし葉を小さくするために
葉刈りを 5月中旬から6月いっぱいまでに行います。
葉刈りが可能な 条件
元気なこと。植え替えを2年以内にしてあること。病気にかかっていない。虫がいない。
前年の秋または冬にしっかり肥料を与えてあること。<または今年度の春に肥料を与えている>
葉刈りを行う理由
枝を短期間に増やす。枝の節間を短くする。葉が小さくなる。
普通なら中が良く見えないが、葉がなくなることにより忌み枝、ヤゴ芽 ごつい枝等を発見できるために剪定しやすくなる。
葉肉がうすくなるので紅葉がきれいになる。
手順
はさみまたは手で葉をすべて切る。またはもぐ。 小さい鉢の場合は鉢そのものが浮いてしまうので切ったほうがよいでしょう。
よほど小さすぎる葉でない場合は すべて切り落とします。
中がはっきり見えるので 強すぎる枝 長い枝 鉢中央に向かう枝 一か所から3本以上出ているところ
などを剪定しましょう。
黒のところの枝を剪定します。
切る際は切れるはさみで枝もとからしっかり残さぬように切ってください。
葉刈り語の管理
鉢の上に残っている肥料は取り除く。
葉がないので 1週間から2週間は乾く速度が低下しているので
隣の鉢のついでに水やりするのは やめましょう。
基本的には置いてあった場所に戻す。
次の肥料は 葉が3分の2程度戻ってから すくなめから始めましょう。
液肥は葉が固まってから (早くから薄めにはじめてしまうと また葉が大きくなったり、節間が飛んでしまうため)
葉が出てくる時期が 梅雨のため うどんこ病 べと病 にかかりやすいので
山モミジを含め回りの盆栽 または近くにある庭木 など事前に消毒しておく。
なお、葉刈り後の、葉は弱いので事後ならば 殺虫殺菌剤は 薄め、早朝または夕方に散布する。
山モミジの選定は 迷ったら 切る。 心配なら 枝元からではなく 少し小さめの枝残す。
今の時期は切ってもすぐ生えてくるので 細い枝が残っていれば心配ありません。
中央付近のやや太めの3本のどれかが、将来 親幹となると考えます。
ただ、右側少し端っこにある太めの幹は 枝を多く残したり 伸ばしたりすると
さらに太ってしまい 元から切り取ることになってしまいます。
主幹<親幹>がほぼ決まったら ほかの枝 特に端っこに近い幹は太りやすいので
表現は悪いのですがいじめるようにしておかないと 親を抜く勢いで太ってしまいます。
だいぶ すっきりしました。 さらに この部分も 切りましょう。
この時点でも さらにゆっくり一周回してみて 変かな? おかしいかな? と 思う部分は 切りましょう。
可能なら 針金や 割り箸をうまく使って 端っこ側の幹を外側に広げましょう。