植物を育てています

盆栽の手入れをしながら感じたことをお話ししようと思います

こども盆栽ワークショップ「はじめての盆栽に挑戦してみよう!」

2021-12-13 14:47:53 | Weblog
 大変遅くなってしまいましたが、去る9月19日 日曜日

 さいたま市 プラザノースにて こども盆栽ワークショップ「はじめての盆栽に挑戦してみよう!」の講師をさせていただきました。

プラザノースでは 今回が はじめての親子盆栽教室でした。

今回の素材は ヤマモミジ。

 被子植物/真正双子葉類/バラ類/ムクロジ目/ムクロジ科/カエデ属/イロハモミジの亜種 和名 ヤマモミジ(山紅葉)




画像がわるくてすみません。




 春の新緑、初夏にかけての芽摘みや剪定の楽しみ、秋の紅葉、冬には一年育ったこずえ、冬樹の姿。楽しみはいろいろとあります。







また、5月連休あたりを過ぎるころから乾きが早くなり、水がやや間に合わないときなどは、
葉がぐったりしたり、あわててお水やりをすると1時間後にはほぼ元通りに戻ったり。(間に合わないこともありますが。)








肥料を与えて、2,3日後、「ご馳走様」って感じで、新芽が急に伸びてきたり。 観察してると いろいろ 楽しめると 思います。


例えば、五葉松の盆栽では 3年くらい経って比べても 大した「大きさ」や「太さ」に違いがありませんが、

ヤマモミジの場合、育て方にもよりますが、確実に3年が経過すれば 大きく、太く、枝も多くなります。



 作業風景

(画像にはぼかしを入れたのですが、技術不足でもうしわけございません。)

 ※小さい画像はクリックで少し大きくなります。



 松に比べると、育つのが早いので、逆を言えば 手入れをしないで、かんたんに大きく育つため、プロの盆栽家にとっては、ヤマモミジなどの落葉広葉樹の盆栽は「大きくしない」ことが より価値観を高めることになるのですが。

難しいことは、後回しとすることにして、とにかく 枯らさないように 上手に「水やり」をやって頂きたいと思います。








 我が家のヤマモミジは もうすでに紅葉は終わり、ほとんど葉も落ちてしまいましたが、皆様のモミジたちは どんな感じでしょうか? 紅葉は 楽しめましたか?

ヤマモミジに限らず、屋根の下に置いてあったり、気温の低下がゆっくり過ぎる場所などに置いたあった場合、真っ赤に紅葉せず、段々汚くなって落ちることがあります。

今年、失敗だったなら、次回は 天気予報で「この秋一番の冷え込み菜なります。」などの報道があったときにわざと寒そうなところに ふた晩くらい 場所を移動してみてください。(早めにお知らせできず、すみませんでした。)

紅葉が始まると 鉢の乾く速度が低下します。 水やりの やりすぎに 注意してください。







日中、日当たりが良く、風の吹く日には 2,3日に一度程度乾きます。
が、直射日光があまりささず あまり気温も上がらなければ、3日以降 苔をはがしてみて 乾き始めていれば、しっかり水やりをしてください。
 土がしっかり濡れているようならば そのまま。
寒くなって 日が当たらない状況が続くと1週間に一回ということもあります。



外で氷がはりはじめたら、発泡スチロールなどの箱(水がたまらないように下の方に穴をあけておく。) に入れて 蓋はしない。(凍結により鉢の割れ防止/根の凍結防止)
建物の軒下程度。 屋内は入れない。(温かくなりすぎると モミジが間違えて葉っぱを出し始めてしまうので)

水やりは 午前10時~3時ころまでに行う。(凍結防止)







 2月終わりから3月初めころ、ほぼ凍ることがなくなるころ 発泡スチロールの箱から出し、普段の置き場所に雨または曇りの日を選んで移動する。





親子で仲良く。






根をほぐして 切ります。





苔をこて で おさえます。






水やりちゅう。





苔をはっています。




すこし、赤玉土補充。




盆栽といっしょに。




   完成。



  ぼかしが下手ですみません。

   さくじょ ご希望の方は kan1@ktj.biglobe.ne.jp まで。




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