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ヒカリモノは好きですかー??
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ヒカリモノだーい好きなワタシが、ブランド志向に徹して(笑)お届けする、
「ハイジュエリー&ウオッチ展」@銀座ミキモトホールreport。
1800年代から1900年代初めまでの、英国、フランス、イタリアで創られた
宝石コレクション150点が、何と入場無料&写真OK!
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店頭の花壇は今、青い紫陽花の絨毯が。
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私はたまたま初日に、観ることができました。
会期は22日(日)まで。
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入口で出迎えてくれるのは、ラリックの櫛。
王冠を模した飾り部分にはダイヤが埋め込まれ、豪華なつくり。
ラリックがアールヌーヴォーに目覚める前の、非常にレアな作品だそう。
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ショーメのアンティーク。サファイヤはカシミール産で何と3.41カラット!
腕にもダイヤがぎっしり。
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カルティエのタバコ入れと裁縫道具。
1910年前後の製造で、ボディはアゲート。金属部分はプラチナで、ダイヤが埋め込まれている。
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英国製のパリュール。赤い石はピンクトルマリン。1820年製というから
かなりの年代ものですね。
このころの英国製は、ほとんどがインドでの製造。このほか
シードパールと呼ばれるたいへん小さなパールを網状にしきつめ編んだネックレスなど、
細かい手作業のものが目立ちました。
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こちらはイタリア製のイアリング。鳥かごにはダイヤとエメラルドがあしらわれ、
鳥はピンクトルマリン。
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こちらは1860年前後のフランスで創られた、真珠のウオッチセット。
大小のパールが埋め込まれていて、この展示ではわかりませんが、
文字盤側にもパール&ダイヤの飾り窓があるそう。
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こちらのブローチもフランス製。1880年ごろの製造でモチーフは蛍。
アールヌーヴォー幕開け期のものといえるでしょう。
このほかにも……
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アンティークビーズのパーティバッグや
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1910年代、第一次大戦以降の女性用小物など。
大戦により多くの男性が亡くなり、女性が働き手として外へ出ていくように
なったことで、
それまでの大ぶりで華美なアクセサリーは流行らなくなり、
より小ぶりで実用的、でも、女性が持っていて嬉しくなるようなデザイン性のある
小物がたくさん、つくられるようになった。
展示はその一例で、コンパクトや小物入れなどが展示されている。
こうした、女性目線での歴史も追うことができ、
見応えがありました。
とはいっても、解説文を丁寧に読んでいっても30-40分程度、
さーっと眺めるだけなら15分もあれば観られます。
無料の展示なので、待ち合わせや何かのついでに、
気軽に入れるのもいいですね。
歴史を超えたきらめきに、
気分がアガッて瞳にも、
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※展示会の公式ページはコチラ(ミキモトHP内)。
※昨年もありました、ミキモトホールでの無料&撮影OKの展示会。
彫金作家・竹花万貴さんの帯留め展レポートはコチラ。