神奈川絵美の「えみごのみ」

お値段以上 -袷編-

この日は日本橋の美術館へ。
椿の飛び柄小紋に、鳥の名古屋帯を合わせてみた。


帯揚げの結び目が見え過ぎで、ちょっと野暮ったい…

後ろはこんな感じ。


仕立て上がりで買ったこの着物、実はマイサイズより裄が3.5cmも短い。
どちらかというと袖巾の方が狭いのだ。
そこで、襦袢に少々細工が必要になる。
着物を使い表示してみた。

まず襦袢の袖付け部分で、袖山をつまんで縫い止める。
でもこれだけでは振りから出るのを防げないので…。



アシスタントのサトちゃーん!

二度目のご登場。今度は10円玉を持って。
(前回の記事はコチラ


袖の下辺、丸みから約7cmのところを輪ゴムで止めた。
これで、
サイズが縮まるだけでなく、適度なおもりとなって
着物地とよくそい、振りから襦袢が飛び出すのを防いでくれる。

昨夏は、綿の襦袢で試してガッテン。
絹物はどうかな、と思っていたが大正解。
(コメントで教えてくださったやっぴーさん、ありがとう!)

ちなみに今回はしなかったけれど、
3つ上の写真、緑の囲みあたりの襦袢を縫いとめておくのも
飛び出し防止になると、どこかで読んだ。
着物のお直しも考えていたのだが、意識して肘を曲げるようにするなど
所作に気をつければカバーできる範囲内なので、
しばらくは工夫しながら、このまま着ることにしよう。

コメント一覧

神奈川絵美
よろしくです~♪
ルリ子さま、こんにちは
袖は目立ちますものね~。夏は麻など素材によって、ジャストサイズでも袖口から見えてきてしまうこともありました。
お直しするのがベストなのでしょうけれど、シーズンが終わるとつい忘れてしまいます
ルリ子
今年もよろしく!です。
http://linaruli.weblogs.jp/blog/
絵美様、

「しあわせ色」と アカンサス、 ぴったりですね。 ほんとうに見ていてこちらまで幸せな気分にさせて頂けます。

お着物は頂いたものや母親からのもの、違う呉服屋さんで頂いたものなど少しずつ裄や袖幅が違うものありますよね。気がつかずに着付けを済ませふと袖のふりをみて「あれっー」をあわてることがあります!

色々工夫を知っておくと助かりますね。
今年もよろしくお願い致します。
神奈川絵美
やっぴーさんへ☆
こんにちは 「袂の10円玉」はやっぴーさんのご教示でしたよー。とても役立ちました。感謝です

こういうウラ技?が思った以上に上手くいくと嬉しいものですよね
やっぴー
おぉ♪
なかなか長着と襦袢のサイズを全部統一するのは
すべて一からお仕立てじゃないと無理ですよね。
仕立て上りだったり、頂き物だったり…難しい
でもこうして対処するとばっちり~☆
さすが絵美さんです~
(あら、ワタシ、何か書きましたっけ?)
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