とても暑くて
34℃をはじめて記録したような、そんな年で
越後縮を着て市ヶ谷まで出かけた私は
自分で決めたことだったにも関わらず

と、げんなりした記憶が、今も鮮明によみがえってきます。
あれから10年……
すでに34℃は珍しくもなくなり
36℃、38℃の表示をお天気情報でみても
何も感じなくなってしまった……
そんな今日このごろ、とある用事があって
どうしても着物を着たくて。

絹紅梅に夏博多の半幅を選びました。
手持ちの中で、もっとも薄手な組み合わせ。
何枚かもっている夏着物の中でも、もうこれしか
着る気になれません。まだ7月に入ったばかりだというのに!
帯締めは平田組紐さんの珍しい柄入り(薄紫の別の三分とW使いしています)
帯留めは涼し気に見えればと、白い小さなお花
そして半衿は、刺繍やビーズ使いに特徴のある
大城令子(今はReiko Aburada)さん。
前はこんな感じ。

後ろはシンプルなカルタ結び。

幸いにもこの日は、蒸し暑かったけれど
曇り空で、直射日光が当たることなく
また、夕方のお出かけだったので覚悟していたよりも
つらくはありませんでした。
でも何だかひどく疲れて、出先での写真も撮らず
帰宅した夜、両足が攣りました

曇りでも、熱中症には気をつけないといけないですね。