本当は、立春を迎えてからにしようと思っていた
「はだれ雪」の香合。待ちきれずに……。
昨秋、松山で求めた大島窯 山内瑠璃子さんの作品です。
春先の、少し融けかかった雪を表現したもの。
下には、福本潮子さんのきものの端切れを敷きました。
藍染のトルファン綿です。
三日月が、そっと見守っています。
こちらは九谷焼の流れを汲む、佐藤亮さんの作品です。
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さて、
明日も雪が降ろうかという寒いときに掲載するのは、やや気がひけますが、
先日、新しい単衣のきものが仕立てあがってきました。
千葉の呉服店「衣舞」さんでいただいた小紋です。
色がとんでしまいましたが、地色は黒。
袖と上前の胸に、流れるように配されているのは……
四つ葉のクローバーです。
こちらは珍しい、吉野葛による防染。
手仕事感のあるナチュラルな形が、優しげなニュアンスを出してくれています。
裾も流れるように……
全身は、こんな感じです。
私、着尺と仕立て上がりで、こんなにイメージの変わった小紋は
初めてです。
全身にはらはらと舞う四つ葉は、ひとつの風景、一枚の絵画のようでもあり
小紋地で、仕立てでここまで表現できるとは、と、
和裁士さんの腕に感服した次第です。
ちなみに袖丈は一尺四寸。
今年の単衣時期には、今までとは少し違った“私”に、なれるかな。
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