○×銀座というのは日本全国に沢山ありますが、○×アルプスと言うのもそこそこあるらしい。
日本アルプスである南北アルプスだって、本場ヨーロッパのアルプスからもじったものだし、今回歩いた湖南アルプスの一部金勝アルプスだって、ヨーロッパアルプスをもじったアルプスなわけで堂々としたものです?(笑)
そんな金勝アルプスを、5月4日(水)山友さんと歩いてきました。
JR草津駅より登山口の上桐生まで25分。
乗客10数人はすべて山行の人。
ゴールデンウィーク中と言うことで
ここのキャンプ場はバーベキューを楽しむ家族連れでにぎわってます。
私はここの山は2回目。もちろん山友さんは初めての山です。
新緑がまぶしいくらいの絶好なロケーション。
この辺りは急な登りもなく、快適に歩が進みます。
何度か渡渉をしながら約30分で落ヶ滝に。
昨晩の雨の影響もないようで、水量は少ないようですが、この一枚岩を流れ落ちる滝と新緑がマッチして、爽やかな空間を作り出しています。
それにしても滝の上の左にある大岩、ここから見ると落ちてきそうですね。
大きな地震でも来たらなくなってるかも?
この後こんな奇石がたくさん登場するのがここ金勝アルプスの特徴です。
アオモンイトトンボ?にミズスマシ、
イトトンボは種類が多すぎて同定が難しい。ミズスマシなんて子供のころ以来の出会いです。嬉しくなっちゃいますね。(写真では何処????ですが、波紋の中心)
実を言うとこの写真を見て私自身がびっくり。こんなすごい角度に見える写り方をしてただなんて。
そりゃそこそこ角度はありますよ。でも怖がりの山友さんでもクリアしましたから・・・・・・そんなもんです(^-^)
北峰縦走線に入り、天狗岩を目指します。かなりの強風が吹きつけてますが、何とかサイドの木が風を弱めてくれ、暑くも寒くもない歩きができます。
この辺りからいろいろな形の、不思議な大岩が現れ楽しませてくれます。
またまた現る岩壁登り?
ではなく岩壁降り。
知らない人は「金勝アルプスってす~っごいとこだな、さすがアルプス」ってなりそうですか?(笑)
先ほども書きましたように、写真で見ると凄そうですが、現実もすご~いです(笑)冗談
多くの方が強風を避けて岩陰で食事中です。
天狗岩の下にはご覧のような
警告ですね。
あくまでも自己責任でということで。
鎖場とか岩と岩の隙間をよじ登り、
最後はチョと怖いところを慎重に登れば岩の上に立つことが出来ます。
あんだけ頑張った山友さん、最後の関門は無理ということで途中で断念。
←事故る前に「引き返す勇気を持ってください」
ですね。
天狗岩の上は360度の眺望が待ってました。
ただ強風が吹き荒れてますので、皆さん長居は無用とばかりにそそくさと降ります。
遠くに見える三角の山が三上山
新名神高速道路が見えます。
ここで我々も昼食タイムとします。
これが困ったことに私の口には合いませんでした。残念(-_-)
1時間以上のんびりして、先に進みます。
振り返ってみた天狗岩
この後も巨石奇石が目を楽しませてくれます。
途中振り返って見る、天狗岩と三上山
国指定史跡の狛坂磨崖仏、9世紀初頭のもの。
そして「逆さ観音」
もっと上にあった物が転げ落ちて、
逆さになって止まったらしい。
そして新名神の下を抜けて、バーベキューで賑わうスタート時のキャンプ場に無事帰ってきました。5.5時間の歩きでした。
そしてJR草津駅近くで「お疲れ、かんぱ~い」!(^^)!
ここ歩いたことがない方には、かなり厳しい雰囲気の写真(岩壁上り下り)でしたが、実際はそんな厳しいものではありません。ガイドブックでも初心者から一般向きとなってますし、楽しい道ですのでぜひ歩いてみて下さい。