門司港生まれのB高Diary

Teacupの閉鎖に伴い3月にこちらに引越してきました。
主に趣味・旅を綴っていますで、よろしくお願いします。

井川→名古屋(大垣難民)

2012年08月26日 | 
さてこの旅もラストコースです。
阿波池田から一気に名古屋まで戻ります。

高速路線では井川(四交前)とアナウンスしている四国交通(株)本社下バス停15:20発神戸三ノ宮行神姫バス担当ハーバーライナー号を待ちます。

このバス停、パーク・アンド・ライドの割には利用者がいないのか、バス停にはクモの巣が至る所にあり、横にある自販機も現金投入口や商品取出口もクモの巣、なんともイヤな気分です。近いんだから掃除くらいせえよと言いたくなります。


雨がポツポツ降り出した定刻5分前、本社車庫から見慣れたデザインのバスが降りて来ます。



この路線、阿波池田から徳島までの徳島自動車道沿いの市町村をエリアに3社で1日3往復運行されているものです。
私の乗車するハーバーライナー号は神姫バスの愛称、四国交通運行便:しこくさぶろうエディー号神戸山陽バス運行便:阿波やまびこライナーと3往復すべての愛称が異なる変わった路線です。

さてここから乗り込んだのは私ともう1名の女性、ここから阿波池田BTの間は、営業所から始発への回送みたいなものなので、本領発揮は阿波池田BTからでしょうか。
バスは西に向かって阿波池田BTに行き、また今走った道路を途中まで走り四国交通本社手前から高速道路に入ります。
阿波池田BTでは5名の乗車だったのですが、高速道路上に設定されたバス停で少しずつ乗客を拾い、気がつけばほぼ満席特に美馬10名、阿波7名、脇町6名、土成5名とこの4つのバス停で28名とは驚きです。
ここら辺りは鉄道の便利が悪いこと、バス停にはパークアンドライドが整備され気軽にバスを利用できる環境が整っていることから、大阪線も含めて需要は旺盛なのかなと思ったり。

この日の天候も不安定で淡路島を渡る頃から大雨となり先行きを心配しましたが、高速舞子に定刻17:50の到着です。


さて最終区間、ここから名古屋まではJR普通電車での帰路となります。
まずは米原までの新快速に乗るべく、西へ明石に向かいます。遅れなしで明石18:20に乗車、これで乗り継げば名古屋21:41には着く予定です。

ところが、この日は京都付近で豪雨だったらしく電車が閊えているのか、芦屋を過ぎ、尼崎、大阪、高槻、京都と進むにつれ新快速の走りからほど遠く徐々にスピードが落ちて行きます。
京都からも1駅毎に長時間の抑止。米原に着いてみれば23:00、160分遅延です。
実はこの米原到着前、彦根(22:20頃)あたりで車内はザワザワ。車内には、東京行のムーンライトながら号へ乗り換える乗客が多数いたのです。
車内では「大垣行22:43に連絡する予定」「大垣からのムーンライトながら号は接続がとれるかどうか連絡中」と言った放送がされていたのです。まあ彦根から米原まで10分もあれば余裕で到着できるのですから。
ところが、その1駅で30分以上を費やし、終いにはその22:43にも接続できず、当然ムーンライトながら号へは乗り継げません
さあ大変、米原へは最終大垣行0:09まで12両編成の電車が数本到着。そのどの電車も定刻であれば時間的には大垣からのムーンライトながら号に乗り継げるハズ。

いろいろな思いを乗せ、最終の電車は0:43大垣に到着です。

この段階で名古屋までも行けず大垣難民決定です。

これからが大変、この電車に乗って大垣到着した乗客のほとんどは名古屋以遠への面々。
この何もない大垣駅構内で老若男女夜を明かすことに。
一応、列車ホテルとして西車の221系4両を準備はするのですが・・・



で、腹の虫が収まらないのがムーンライトながら号へ乗継予定だった乗客。
駅職員との押し問答は始発の5:08前まで続いていました。
青春18きっぷの約款によると仕方ない事ですが、まさかこれほど遅れる事は予想も出来ず、京都辺りでの新幹線への乗り換え案内もなく、最終的には「JR西日本車掌の連絡の不備」とJR東海大垣駅運行指令の責任者の見解です。
一般の利用者からすれば同じJRとしての認識なので、西が東海がは関係ないのですがね。

と言うわけで私は深夜の駅を色々見て回ったり、押し問答を外野から眺めたり、楽しい時間を過ごす事ができました。



あっと言う間の大垣駅での滞在、夜も明け出した頃、大垣5:08の電車にほとんどの難民と乗車、名古屋到着時は車内とホームとで誰となく手を振りあう光景にちょっと心が和むものでした。
名古屋到着後は名鉄バスセンターから名鉄バス大坪終点まで乗車し長い旅が終わりました。

こうして2日間+αに渡る四国への旅が終わりました。
振り返れば、この夏の異常なまでの天候の急変にこの旅も影響を受けました。
このようなアクシデントも本来はあっては困るもの。でも私の場合、大きな実害もなく無事に旅を終える事ができた事は、後々には良い思い出になるでしょう。

たくさんの乗り物に乗れ、たくさんの方々と知り合い、満足のいく旅でした。

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6 コメント

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Unknown (B高)
2012-09-12 05:21:18
>大海あすかさん
やられました~~初体験です。
18きっぷの性格上仕方なのですが、押し問答(バトル)はなかなか面白かったです。

若い駅員は低頭でしたが、お偉方は理路整然とマニアル通りの上から目線で(理屈は合ってる)・・・
「このビンボー旅行者め!」と言う風に捉えているように見えてしかたありませんでした。

大垣駅では酒盛りをしてヨッパになるのがもったいなくて、老若男女関係なしに雑談して夜が明けました。

まあ楽しい夜でした。これが遠い地方であったらながら難民と同じ気持ちだったかも。
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Unknown (大海あすか)
2012-09-11 19:51:52
やられましたね。
これもまた列車の旅で、面白いところです。
それにしてもこういう時に、やれ払いもどしだ列車を運転させろだと詰め寄る乗客ってほんとアホですよねぇ。
見てて哀れですよね★
そんな事言ったところで、たかか18きっぷのB級乗客ごとき何の権限もないのにと、笑えてきて仕方ありません。
やっぱりこういう状況はめったにないチャンス!
B高さんみたいに楽しめる人が、真の旅好きですね!
一夜楽しかったですか???
やっぱ酒盛りですか??
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Unknown (B高)
2012-08-28 18:59:26
>たかはしさん
確かに好物は最後に食べるタイプかも(^^;
まあ、アクシデントは思い出に残りますから良かったのかも。

>明石海峡の路線 一度乗りたいです。
あそこを走る事業者の数は凄いですね、高速舞子で見るのも楽しいですよ。
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Unknown (B高)
2012-08-28 18:56:51
>まこさん
>大垣難民
私は大垣でもまあ仕方ないなと言う感じでしたが、ながら難民はそうはいかないでしょうね。始発で大垣出ても乗換え乗換えで東京はお昼ですから。
あの一夜は楽しかったです。

>かずら橋
確かに踏み板の感覚が一定じゃないですから慎重にですよね。
写真は、渡り終えた側の方がいいですよ、次回に挑戦してください。

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Unknown (たかはし)
2012-08-28 11:40:16
最後に楽しい事が待ってたと言う感じでしたね、お疲れでした。

明石海峡の路線 一度乗りたいです。
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Unknown (まこ)
2012-08-27 21:16:16
大垣難民になられたのですか…たいへんでしたね。
MLながらに乗り換える予定の人にはたまったものではないですね。

かずら橋は私も大歩危からバスで昨年行きました。
遠目から見ると普通の観光用つり橋?と思えますが、
木の隙間が大きいため、いざ一歩踏み出すと携帯落としたらどうしよう等とスリル一杯でした。
写真を撮ってる余裕があまり無かった記憶があります(笑)
今思えば料金所のとこに荷物置かせてもらえばよかったかな、、と思っております。

大変な旅、お疲れ様でした。
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