三重県鉄道ピンポイント訪問

5月4日、前日拉致したあすかさんと三重県に向かいます。

先ずは四日市市内の貨物線末広橋梁へ向かいます。こちらは千歳運河に架かる跳開式可動橋で、今も現役で使われています。
ところが一番のスポットは、素晴らしい逆光で少々残念なことに。







この日は休日、この辺りの交通量も皆無であったことから周辺の徘徊も楽な展開、そこで見つけたのは道路の可動橋です。





臨港橋とあるこの橋は、末広橋梁と同じ千歳運河に架かるものです。

末広橋梁はワイヤー式、こちらは油圧式と構造は違いますが、運河を船が行き来する際は、同時に跳ねあがった姿を見ることができます。

目的は末広橋梁でしたが、思わぬ発見となった臨港橋のメカニズムの方に興味が行く結果となりました。

次の目的地名松線家城駅へは、国道23号～国道165号から県道を進み2時間ほどで到着です。

この名松線は松阪～名張を結ぶ計画から付けられた線名ですが、その計画もとん挫し松阪駅と津市内伊勢興津駅までの開通で完結のようです。
その路線も2009年の台風による被災で、途中家城駅から終点伊勢奥津駅間が不通となり、バス代行輸送となっています。



家城駅から伊勢鎌倉駅を経由し、終着伊勢奥津駅に向かいます。





この伊勢興津駅、終着駅且つ列車は来ないし代行バスも5往復だけと言う環境にも関わらず多くの観光客でにぎわっています。

我々のように駅巡りに来る人達、旧宿場町をウォーキングしながら訪ねる団体など予想外の人出でした。

そうこうしていると先ほど訪ねた家城駅にいた代行バスが乗客を乗せて到着です。
この時期ならバス代行でも問題ないと思いますが、冬の降雪時はやはり鉄道の方が確実ですよね。



この駅ではあすかさんはお仕事、その間私は旧宿場町の散策に出かけ、あすかさんのお仕事の終わりを待って最後の伊勢鎌倉駅に向かいます。

道中にこんな古いクルマを見つけたり…



しばし走って伊勢鎌倉駅に到着です。
ここはバイパスが出来たおかげで、クルマの往来は少なく静か。
目の前には山並みと雲津川、のんびりした時間が流れます。
例によってあすかさんはお仕事、私は周辺の探索に出掛けます。







この地で1時間半ほど、一日の予定も終りあとは帰路に就くだけです。
大阪へ戻るあすかさんを最寄りの特急停車駅榊原温泉口駅で身代金ゼロで開放し、今回の2日間に渡った楽しい旅も終りです。


三遠南信から続いたこの度も、いつもの自分の旅スタイルに、あすかさんの旅スタイルが見事に合致したのではないかと自賛してしまいました。
大変楽しい時間となりました。

また色々な旅スタイルで出掛けてみたいものです。