あさサン

大好きなお菓子と日々のささやき

徴兵のがれ祈願

2014-08-14 | 本、ドラマ他

こんばんは

蒸し暑い一日でした。69年前もきっと暑かったに違いないです。

明日は終戦記念日。「戦争が終わって僕らは生まれた」、私もその一人です。

何も経験していません。でも、親から、親戚の伯父さんから、義父から、色んな人から聞いてきました。

 

今日は関西地域で放送されている毎日放送の「ちちんぷいぷい」と言う番組で戦争特集を見ました。

徴兵のがれ祈願」というのがあったそうです。その言葉通り、ひっそりとした林の中にある

黄色の鳥居をくぐり、徴兵されませんように、と祈るところがあったそうです。

証言をした103歳のかくしゃくとしたお年寄りの言葉が心に染み入りました。

誰も喜んで戦争に行く人はいない、戦争をして良いことは何もない、失うものばかり・・・。

 

徴兵をのがれるために、よその家の長男として養子に入る、徴兵検査の前に一升瓶で醤油を飲む、

指を切断するなど、考えられない事をして何とか逃れるようにした事も珍しくないそうです。

 

去年公開された「少年H」、ご覧になりましたか?水谷豊、伊藤蘭さんが実際と同じ夫婦役を演じていました。

原作は妹尾河童さんの「少年H」

神戸を舞台に戦争中少年だったHが見た世界が描かれています。

その中で、徴兵を逃れたいがために、首をつった青年が出てきます。

男姉ちゃんとH達にからかわれている、旅回りの役者で女形をしていました。

H達がほんまに男やろか、と銭湯で裸姿の男姉ちゃんを確かめようとして、そばにいたオッチャンに

こっぴどく怒られます。ドラマでは窪塚洋介さんが演じていました。映画では早乙女太一さんだったと思います。

徴兵検査が近づき男姉ちゃんは外のトイレで命を絶ち、H達に発見される。

衝撃的な場面でした。

 

ここまで人を絶望的な気持ちにさせる戦争と言うものに、何をしても肯定されるものはないと思います。

メディアで特集を組まれたりするのは一年に数日かも知れませんが、それでもよいから、

沖縄、広島、長崎、終戦などに対して少しでも関心をしめしたい、と思います。

もはや戦後ではなく、戦前と言われている今こそ。

 

ご訪問ありがとうございました。 ごきげんよう

 

 



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