あさサン

大好きなお菓子と日々のささやき

辻口博啓さんと父の日

2015-06-22 | 本、ドラマ他

こんにちは

今日は一日傘は要りませんでした。エアコンも。

明日、幼稚園の子どもたちはお外でプールです。

思い切り暑くなぁ~れ(^-^)

 

さて、今日は6月22日ですね。 (ここから全部読むのに約3分半かかります)

忘れてましたが、ブログをちょっと頑張り出して1年でした

そんな事、意識しないで昨日、教会から帰って録画したものをチェックしていました。

いつの間にか「ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~

         辻口博啓×ヤン・ヨンヒ(映画監督)」が入ってました

 

 少し前に予約していました。絶対見たかったから、知った時点で、すぐ入れてたようです。

BS朝日で55分間の番組です。初めて見ました

最初、約30分コマーシャルなしでした。引き込まれました。。。

 

 今、NHK朝ドラ「まれ」の製菓指導をされています。写真はテレビを撮りました。

 

世界一のパティシエの半生にとても関心を持ちました。

    

自由が丘にある辻口さんのお店「モン・サン・クレール」です。

 

これがお店の名前と同じ名前のケーキです

辻口さんは現在48歳ですが、その人生は本当に紆余曲折でした。

石川県七尾市生まれ。実家はお祖父さんの代からの和菓子屋さん 「紅屋」。

 お店の名前がバス停の名前になるほどの老舗有名和菓子屋だったそうです。

 当然、自分も(長男)店を継ぐつもりに思っていた、小学生の時、

 友達の誕生日会で出された生クリームのデコレーションケーキに衝撃を受けました。

 友達のお母さんから「辻口君のおうちではこんなものは食べられないでしょう・・・」と

 挑戦的な事を言われて、悔しくてたまらなかったそうですが、その時、お皿をしっかり舐めていたので

 何も言えず、「いつか、父の和菓子屋で自分の洋菓子も売りたい」、と思ったそうです。

 

中学、高校時代はテニス、空手で体を鍛えていたそうですが、18歳の時事件が。。。

ハンコをつくのが好きなお父さん(辻口さんの表現)、

借金の保証人になったために家業を傾かせてしまい、

辻口さんが18歳の時に失踪しました。

妻子を捨てて。。。母と下に兄弟が二人残りました。

お母さんからは家に残って頑張ってくれと言われたのですが、3年我慢してくれと頼み

担任の先生から紹介された東京の洋菓子店に住み込みで働き始めました。

お金がないので(借金の取り立てが来る)製菓学校には行ってません。

朝6時から働き始め、深夜12時まで食事の15分以外は働き通し。

12時に終わってすぐ銭湯に走って、帰って来て今度は自分の練習。

毎日、睡眠時間は2~3時間。到底いまの労働基準では考えられないと言われてました。

 

有名菓子店のゴミ箱をあさって、材料の入手先を調べる。。生クリームの乳脂肪分を知る。

そんな、涙ぐましい、頭の良い努力の数々を重ね、とうとう史上最年少で日本一のパティシエに輝きました。

 

    

でも、何も変わらない。給料が上がるわけでもない、自分の店があるわけでもない。

それなら、世界一のパティシエになる! また、挑戦します。

聞いていて、本当に凄い!と唸りたくなりました。

「人生はアドベンチャーだと思う」辻口さんの言葉。(マッサンでエリーも言ってた!)

 

   

29歳で転機が。チームで世界3位に!そして、個人では世界一に

     

 その時の作品です。 「ジャルダンデサンス」(五感の庭)

 

チョコレート、アーモンド、ヘーゼルナッツの飾りつけはシンプルなようでどこか華やか

凜とした和の美しさを表現したそうです。

中はと言うと 

さくらんぼやレーズン、さらには数種の木の実が入ったムースとショコラムースの二重奏

フランス語で五感の庭と言うだけあって人の感覚をすべて刺激する美味しさです

 テレビのナレーションからは最高の褒め言葉が伝えられ、ヤン・ヨンヒ監督の

 一口食べた感想は何ともブログに書けないお言葉でした。。。

 

審査は16か国の人たちが好むという事を念頭に、繊細になりすぎてもいけない、

もっと大胆に食感なら食感を打ち出していく、と考えられたそうです。

「世界一を告げられた時のお気持ちは? 」ヤン・ヨンヒ監督。

「手放しでは喜べない。チームでは3位、自分の店も持ってない、

個人では最高得点だが、いつか紅屋を再建したい

いつか、パーフェクトな優勝をしたい。」

 

この後、辻口さんには国内はもとより世界中からオファーが来ます。

しかし、 

    すみません、明日に続きます。 ちゃんとお伝えしたいので

 

ご訪問ありがとうございました。 ごきげんよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 



コメントを投稿