の 2020-03-25 22:56:47 | 絵本 junaida/著「の」はいつも、ことばとことばのすきまにこっそりいます。でも、ふだんは目立たない、この「の」には不思議な力があったのです。その不思議な力がことばをつなぎ、ことばとことばが思いがけない出会いをはたしたとき、そこには見たこともない景色があらわれ、聞いたこともない物語がはじまります。「わたしの」「お気に入りのコートの」「ポケットの中のお城の」「いちばん上のながめのよい部屋の」…。いつもこっそり、言葉と言葉のすきまにいる「の」。不思議な「の」に導かれた、時間と空間をこえた旅を描きます。どんどんつながる。絵も素敵。