本番おわりました。
山本能楽堂デビューですよ。
14:30の本番で、11:30入り。
フットワークが軽くて素敵!こういうの好きなんだよ~。
狂言師の皆さんと小屋入りして、
先生のお弟子さんと楽屋で演劇についてしゃべったり。
楽屋のどら焼きを食べていると、「そういうものを食べていると眠くなるよ」と
通訳を通じてアンジェロから言われた。
仮面劇についてのレクチャーがあったのですが、レポートはおいおいあげてまいります。
初めて見たコメディアデラルテは、とにかく面白かった。
声がでかいし、身ぶり手ぶりが大きくて、そのあとの間のとり方が絶妙。
すべての動きがフルスイング!
それから、お客さんの巻き込み方がすごい。「志村、うしろ!うしろ!」って感じです。
途中お客さんのケータイ電話がなってしまったんだけど、それも笑いに変えてしまう。
さすが即興(でもケータイは切らなきゃだめよ)。
こういうの、子どものうちにみたかった。そして、子どもたちにみせたいなあ。
おもしろいし、かっこいい。
「微妙」な演技をする前に、もっと出し切ることを考えないといけないなあと反省した。
大きな気持ちがあって、エネルギーが的確に注入されていれば、大きな動きもけっして不自然ではないのです。
そこらのエンタメ劇団は、一回見といたほうがいいね。心なんだよ。
コメディアデラルテと狂言の共演「TONTO 盗人」ですが。
ワークショップ生は、歴史博物館の見学人の役。展示物をみて驚くのですが、
「驚いたふりじゃダメ!ちゃんと驚いて!」とリハーサルでいわれ、しゅんとなる。
本番はがんばってみたけど、さてどうだったでしょうか?
一緒にワークショップをうけた男性は、「泥棒の見張り役」という大役を仰せつかってました。
稽古のときにはなかったテンションで、バンバン笑いをとってました。
本職が高校の英語の先生っていうからびっくり。
小笠原先生とアンジェロ先生のコラボレーションは稽古から何回も見たけど、
同じ所で笑ってしまう。大きなエネルギーが2つあるのに、活かしあっているところがよかった。
仮面豆知識---------------------------------
コメディアデラルテの仮面は、基本「皮」でできています。
付けてみるとなんかにぼしのようなにおいがするのですが、
共演者たちにきいてみても「そう?」といわれるだけでした。
私は鼻がひくいので、仮面と顔の間にはだいぶ空間があったのですが、
額・鼻・ほおなどが当たっていたい場合は、スポンジなどで調整します。
みさこのワンポイントイタリア語-------
「疲れた?」というときは
「ファテイゲ?」という。
一瞬「わき毛」に聞こえる。発音は極めて近い。
元気な時は「ノン!」と答えよう。みんな元気だったので、疲れた時の返事はわからない。