交野・憲法とくらしを考える会

人は誰もがしあわせになる権利があります。日本国憲法にのっとり、暮らしの中からしあわせを追求していきたいと思います。

2024・5・3憲法記念日街頭行動に寄せて

2024-05-10 08:23:12 | 栗原俊子(交野市前市会議員)より

2024・5・3憲法記念日街頭行動に寄せて  

      交野「憲法とくらしを考える会」栗原俊子

 

交野市議として1995~2011年務めさせていただいた栗原俊子です。今日は皆さまの前でお話しできることを嬉しく思い、この場に立っています。振り替えれば、1998年今から26年前、枚方、寝屋川、交野の女性市議と共に「私達の憲法記念日」として平和で平等に個人が尊重される世に生きられるのは、憲法のおかげと確かめ合い、憲法改正には惑わされないようにと、街頭でアピール行動を起こしたのがはじまりでした。それから参加する人やグループが一部変わりながらも今日まで続いたことを喜び合いたく思います。

21世紀は「平和と人権の世紀」だと言う人がいたが、2001・9・11アメリカで起きた同時多発テロ、続くアフガン戦争で、テロ予防、防止の名目で監視の強化、人権の抑圧が強化されていく。政治経済は新自由主義体制のもと、保守化と右傾化が進み、社会の格差と分断が広がる。我が国では、2010年代、再び安倍政権となり、自民党一強政党のもと、見栄え聞こえの良さそうな諸政策が行われた。健康被害を多発させた機能性食品「小林製薬・紅麹サプリ」はアベノミクスの柱の1つである規制緩和による成長戦略として健康食品の機能性表示を解禁して、機能性や安全性を事業者任せにしてしまったことが大きな要因だと言われている。雇用では非正規雇用の割合が増え、所得格差が広がった。

2015年安全保障関連法を強行採決。これは戦後日本の安全保障政策を大転換するもので、憲法9条を改正しないで、拡大解釈、専守防衛を捨て、集団的自衛権があるとして、沖縄、南西諸島での基地・軍用装備の増強が計られて行く。

岸田そーりは唯そーりになりたい、そーりを続け得たいだけの人らしく、味方してくれる人の政策を取り入れ、更に強化しようとしている。安保関連3文書を閣議決定だけで推し進め、防衛費の大幅増額や反撃能力の保有などを盛り込んだ新たな防衛3文書で、防衛費をGDPの2%に、5年間に43兆円支出を決めた。その一環で京都祝園自衛隊ミサイル弾薬庫の大拡張が計画され、予算額102億円が計上された。ウクライナ、ガザの悲惨極まる戦場が、近くに、隣りに10キロ圏に来てしまっている、今こそ声を大きく、「戦争反対」を挙げねばならない。そう、憲法9条を拠り所に、「武器よさらば」だ!紛争の解決は外交対話で。台湾有事の言に煽られず唆されず、心を一つに日本国憲法、世界に誇る戦争放棄の憲法の力で、私達を、緑の山河を、何より子供の命を守り貫きましょう、戦争、武器による戦いは少子社会の一番の敵です。

 

付記  5・3憲法記念日街宣枚方寝屋川交野女性市議は3市をキャラバンして、午後から大阪梅田陸橋で、府下の有志女性市議の街宣に合流。5~6年続く。それからはそれぞれの市で行動のみ。栗原は議員引退、西宮市に転居後「枚方市民の会」さんと枚方交野で行動。2015年から扇町集会に参加も。2017年だけ、体調不良で不参加でした。

 

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