交野・憲法とくらしを考える会

人は誰もがしあわせになる権利があります。日本国憲法にのっとり、暮らしの中からしあわせを追求していきたいと思います。

地域公共交通の充実を考える学習会〜交通権を保障した地域交通を考えます(資料編)

2024-09-12 19:52:57 | 公共交通問題

可児紀夫さん講演資料

突然の京阪バス撤退の話に、一体これから先の私たちのくらしはどうなるのか?!不安に駆られながら9月7日に開かれた「交野の公共交通の充実を考える学習会」に参加しました。

会場は溢れるほどたくさんの方々が参加されていましたが、やはり、「足を奪われる」という点では、現在バスを利用されている高齢者が多かったように思います。

講師である可児紀夫さんの話で最も印象的であったのは「交通権」という概念でした。

 交通権は、重度障がい者が「私も外に出たい」という切実な思いから生まれたもので、「国民の交通する権利」(交通権学会)をいう。

それは憲法に基づく人権である。憲法第2 2 条(居住・移転および職業選択の自由)、第2 5 条(生存権)、第 1 3 条(幸福追求権)など関連する人権を集合した新しい人権である。

そして、交通権を保障する地域交通でなければならない、障害者に優しい交通、誰もが安心して暮らせるまちづくりの一環として地域公共交通の問題に住民として取り組んでいくべきと言われました。

講演後、可児紀夫さんに資料の提供をお願いしたところ、快諾いただきました。学習会に参加された方も参加されなかった方もお読みいただければうれしいです。

可児紀夫さんより

9/7交野市学習会レジュメ

https://docs.google.com/file/d/1FFjAzLCtl7mda7q1NPJcsjddwPGUzOhK/edit?usp=docslist_api&filetype=msword

9/7交野市学習会ppt

https://docs.google.com/file/d/19zDnrkqtqf81zos3R5wG-f8Hg0fBqmdt/edit?usp=docslist_api&filetype=mspresentation

 

 

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交野の公共交通の充実を考える会に参加!

2024-09-07 21:17:10 | 公共交通問題

「交野の公共交通の充実を考える会」に参加しました!

交野市公共交通の危機!

京阪バスが交野市南部路線から撤退するという情報に、いったいこれからの「市民の足」はどうなるのだろういう危機感から学習講演会に参加することにしました。

🚎 通院・買い物・通勤・通学等が不便で困っている・・・
 
 地域公共交通の充実を考える学習会
     〜交通権を保障した地域交通を考えます!

最初に山本市長のご挨拶がありました。

市長曰く、交野に北陸新幹線はいらない、バスが必要!なんとしても市民の足を確保したいという心強い発言に会場からは拍手が起こりました。

講師の可児紀夫さんのお話は、目から鱗!交通は人と人との交流であり、交通権は基本的人権のひとつと言ってもよいと言われました。

諸外国の事例を紹介されながら、日本では、地域の交通問題を政策理念として考えることがあまりにも乏しく、国の「交通」政策が欠如していると。また市民側にも、「交通」の意義を認識する意識が欠如していたと

権利としての公共交通の充実を目指していくためには、是非とも、住民参加による地域交通づくりをと言われました。

最も印象に残ったのは、交通は基本的な人権であるということです。

今後、憲法理念に根ざし、地方自治から交通権保障に取り組んでいくことは、交野市と交野市民の課題とも言えます。

(講演のまとめ)

・交通は、衣食住とともに人間社会を支え、持続可能な地域社会を形成するため重要な役割を果たす。さらに、交通は、人間社会を豊かに広げ、文化を育む。交通の本質は人間の交流である。交通は人権である。

・気候変動の抑制、人間の幸福を最大化する交通権を保障した交通基本法の制定、総合的な交通政策の策定、地方自治を尊重した地域、交通確保法の制定、交通基金の創設を地方から声をあげよう。

・地域住民の参加と自治、地域が一体になった協同で、交通権を保障した地域交通が実現する地域社会を創りあげよう。

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