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紙を彫る。紙で染める。

凛九はこの秋神話に染まる②

なかなか凛九が神話に染まれない
型屋2110の駄文ブログ(笑)

天皇家のご先祖である日本の最高神
「天照大御神」がなぜ皇居でなく伊勢でまつられているのか?
ついに謎があきらかに.....!!!

続きをどうぞ




さて 時は古墳時代

世は第10代 崇神天皇の治世


今度こそ“ばっちりな場所”で存分に天照大御神をおまつりするぞ!と意気込んだものの、
国の約半数の人口が疫病で命を落としたとされる最悪の事態の最中。

国を司る天皇自身がウロウロ探し回ってこの一大事に仕事をおろそかにすることもできず...

「聖地、聖地、聖地はいずこ....」
隙間時間にだうじんぐで探す崇神天皇之図(個人蔵)





崇神天皇はまず娘の豊鍬入姫命に託し、笠縫邑(かさぬいむら:現在の檜原神社)に天照大御神をおまつりすることになりました。
じつはこの時、天照大御神と同時に倭大国魂神という神様もお引越しを済ませています。
お告げで担当者が配され、きちんとおまつりを済まし、これにより国中の疫病が治まったとされています。
神様は気軽に祟りで国民苦しめるから怖い😨

天照大御神については、まだとりあえず天皇の住まいからお外に出しました。
という申し訳程度の移動距離。
豊鍬入姫命のあとも後継者を任じて
永遠におまつりすることのできる“ばっちりな場所”を探し求めました。

時は移り、第10代 崇神天皇が退位し
第11代 垂仁天皇の御代。

次に白羽の矢が立ったのが
垂仁天皇の第4皇女
倭姫命(やまとひめのみこと)
だったのです。

\\\\\👩/////

この倭姫命。
美しく分別があり
気が利いて優れている。
性格ははっきりしていて
思い切りが良く
天照大御神の御心に通じている女性である
(『倭姫命世記』より)

とのこと。

内も外も優れた完璧美人とは何事ぞ!

(まぁ凛九のメンバーからして天は二物を与えるっていうのは本当だなといつも実感してますから、そんな人もいたんでしょうなあ〜。僻むな僻むな😆)

しかも神の声が聞こえるって
これ以上の適任者は居ませんよね✨

天皇の娘さんたちが選ばれた理由は、神の声を聞くことができる巫女的な役割があったからと思われます。
この時代の後も、代々天皇家から天照大御神をまつるための神聖なお役目として斎王が選ばれるシステムが生まれました。



このお姫様が、奈良の笠縫邑から天照大御神をおまつりするため

御神体の鏡を携え
優秀な将軍達を護衛につけ

天照大御神の御杖代となって
安住の聖地探しの旅
ご巡幸に出かけることになりました。







倭姫命一行は何年もかけて
伊賀、近江、美濃などの国々を巡りました。

それぞれの地に到着すると
天照大御神をおまつりしながらしばらく過ごした後、ここじゃない的なご神託を得ると次の土地に移動を繰り返しました。


大名行列のような煌びやかな行列だったのか

黄門様のような一般人に身をやつした極秘の旅だったのか
(優秀な将軍たちを連れて行ったそうなので、さしづめ助さん格さんといったところか🙄)

想像が膨らみます🤔😙


現在の旅行とは比べ物にならないほど道はけわしく危険も伴ったことでしょう。
体力も胆力も必要だったはず。
倭姫命はかなりアクティブで頑丈なお姫様だったのかもしれません。
(座りっぱなしの作業で運動が嫌いな私よりは全然体力ありそう。)

ご巡幸の旅で天照大御神をまつった場所は元伊勢と呼ばれ、現在でもお参りが可能な神社が数多く存在しています。


そしてついに伊勢の地へ


倭姫命一行が伊勢に入ると

天照大御神からついに待ちに待ったお告げがあったのです.......!!






この神風の伊勢の国は

常世の浪の重浪(シキナミ)帰する国なり。

傍国の可怜(ウマシ)国なり。

この国に居らむと欲(オモ)ふ。




常世(死後や神の世界)からの波が寄せる海辺だし、静かで美味しいものがたくさんある豊かな国だし、アマテラスここに居たいと思う♪♪♪

これを聞いた倭姫命はさぞ喜んだことでしょう!!
(もう夜盗や熊に怯えて野宿しなくて済むと!!)




こうして天照大御神自身の意思と
それを聞くことができる
倭姫命によって
天照大御神をまつるお社が伊勢の地に永久的に鎮座することに決まったのです。
今からおよそ2000年ほど前のお話です。

ダウジングじゃやっぱ無理よ。崇神っち。







いかがでしたでしょうか?

倭姫命ではありませんが、
拙い文章による長い旅路でした。
余計な言い回しが邪魔して、およそうっすらとした理解にしかならないかと思いますが

大丈夫です

私もうっすらとしか理解していません
(あらあら)



いません、が...!

自分の思いを貫き
ことをなした女性として
憧れと親近感を感じています






日本人の総氏神とされる天照大御神を伊勢の地に連れてきた立役者
倭姫命

そんな美しく賢き女神がまつられた
「倭姫宮」が建てられて今年でちょうど100年を迎えます。

倭姫命の功績を称え、人々の熱い思いで建てられたお社でした。
🎉100周年おめでとうございます!🎉

伊勢神宮内宮前おかげ横丁ではこれを記念して奉祝企画展〜凛の集い〜を開催。

そして、わたしたち
東海女性職人グループ凛九では
この奉祝企画展にて
倭姫命にまつわる作品
制作・展示をさせてもらうこととなりました!!

わー😍👏👏👏👏


着物や浴衣などを染める伝統的染色道具伊勢型紙の職人をさせて頂いているこの私も、倭姫命をテーマに型染めの着物や型紙作品をもりもり制作させて頂きます!
というか既に絶賛制作中であります。

倭姫命の時代背景、人柄、偉大な功績に思いを馳せ、型紙をデザインし彫刻させて頂いています。

非常〜に楽しいです🤗🤗🤗
なんと言っても今回は
伊勢型紙のど真ん中着物」を制作させて頂けるのですから!
張り切らないはずがない!

チラ見せ!

チラ見せその2!



三重の着物屋さん「すかや呉服店」さんにご協力頂き、浜松注染の職人さんに染めをお願いしております。

しかも凛九コラボとして
有松・鳴海絞りの大須賀彩さんがこの企画のために絞り染めで帯を制作予定!

元来我ら凛九は着物にまつわる工芸が多いグループ。
倭姫命着物&帯に、かほりさんの帯締め、明日香さんの根付、まさこさんの帯留め、有紀さんの髪留め
盛り盛り凛九コーデも夢じゃない!

はー 秋が楽しみですなぁ😍

着物縛り以外も、
凛九9人9工芸それぞれで倭姫命にまつわる作品も並びます!

工芸ワークショップや凛九メンバーが全員集合するトークイベントも予定しています!

(既に私の頭は神話に染まりつつありますが)
この秋!凛九が神話に染まる!

どうぞご期待下さい!





倭姫宮 奉祝企画展
凛の集い

日時/令和5年10月28日(土)~11月5日(日)10:00~17:00
場所/伊勢内宮前おかげ横丁 伊勢路名産味の館2階「大黒ホール」
入場/無料
出展/凛九、阿部夫美子
内容/主題工芸の展示・販売、和紙人形、美術品展示
(伝統工芸と着物のコラボレーション作品の披露)
協力/すかや呉服店
諸事情により、やむを得ず内容の一部を変更または中止させていただくことがございます。


引き続き最新情報は凛九Facebook、
または以下インスタグラムでご確認くださいませ。
▷凛九Facebook
https://www.facebook.com/link.kougei
▷おかげ横丁奉祝企画展Instagram
@okage.rinnotsudoi.official


では今回はここまで
皆様良い1日を〜(^o^)/












コメント一覧

kataya2110
由季ちゃんがなにかぶれてる...(笑)
純粋でいて!
fude_yuki2020
那須さんパねぇ
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