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紙を彫る。紙で染める。

工房だより親方バースデー編

前回のブログで恋の話をテーマに古典模様の解説をしましたが、
実はバレンタインデーの前日である2月13日は昨年亡くなった親方生田さんの誕生日でした。

13日の当日は一人粛々とお線香をあげ...

2日後の15日。

妹弟子の丸田さんが突然お誕生日ケーキを買ってきて、たまたま仕事の手伝いに来てくれていた彫師の後輩の大平さんと3人で、その場にはもういない親方のお誕生日をお祝いしました。

※右から型屋2110那須・大平さん・丸田さん
可愛い女子3人でお祝いされてさぞ喜んでいることでしょう。
可愛い女子3人で。(しつこい)



実はお誕生会的なお祝いするようになったのは、丸田さんが生田家(工房)に通うようになってから。

親方と姉弟子の私と丸田さん。

それぞれの誕生日にお祝いをする習慣ができました。


ケーキを出す前にはお鍋やたこ焼き機を丸田さんが持参してくれて、
弟子二人でぎゃーぎゃー調理した後、
3人で暖かな料理を囲んで団らんしたりもしていました。


私も親方も自炊をあまりしない、惣菜やインスタントなどの偏った粗食生活だったので、たまの手料理が嬉しかったものです😊

清貧と自律を旨とする親方。
こんなにしてもらっては困るという雰囲気でいつも少し申し訳なさそうにしていたのを思い出します...
(あと食べこぼしをすると那須が厳しく取り締まってくる😡ので怖い)

それでも騒ぐ弟子達に付き合ってくれて、昔の型紙職人の話や若手の未来についてなど、夜遅くまで3人でおしゃべりをしたりして
普段よりゆったり過ごしたりしました😌

やたらはしゃぐいい歳した女子2人に挟まれて毎度の記念撮影。



他の親族の皆さんは見たこともないような親方のいい笑顔の写真がたくさんのこっています。。。






そろそろ
書くのが辛くなってきたので
早めに切り上げます。

今年の誕生日で親方は76歳になりました🎉
妹弟子の言葉を借りるとすれば、死後もなお勝手に祝って歳をとらされるスタイルで
お祝いしましたよ!😂😂
返しきれない感謝が少しでも伝わるといいなと 切に。



遺影を持ってお誕生日会とか
斬新すぎる。

これからも妹弟子のホスピタリティととんでもない思いつきに振り回されながら助けられながら
我が工房は回って行くことでしょう。

目指せ100歳!





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