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紙を彫る。紙で染める。

恋の話

2月は節分に続きバレンタインデーも
イベントの多い季節ですね。

とりあえずそれにちなんでタイトルを選んでみたのですが、掘り下げるネタがなくて開始早々に困っています。

思い切って鯉の話に..........いえ、なんでもありません。前回のようなすり替えは二度と犯りません。(前科あり)


せっかくの彫師のブログなので、
恋の話にぴったりな伝統の模様を探してみましょう!


矢絣 結び文 撫子

ぱっと思い出しただけでもいくつがありそうです。
(安堵)


伝統の文様はいわゆる吉祥文様として幸せを願う文様が多く、様々な由来から縁起を担ぎ、それを着るものとして身につけたり、身の回りの様々なものにあしらって使ってきました。



さて、まずは矢絣

矢絣は明治の女学生の袴姿の上半身の柄をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。
はいからさんが通る的なアレです。
恋愛成就を通り越して、嫁入り先から出戻らないという意味もあるそうですが、何と言っても矢なんですから、ハートを射止めると言う願いは譲れませんよね😍



結び文

平安貴族なんてのは男女の会話はほぼ9割、歌を詠んで成立させていたのではないでしょうか?
歌を書きつけて送られた文の紙選び、香り、添えられた草木など、隅々からその人柄やセンス、真意を読みとってコミュニケーションしていたのかと思うと....😳

憧れよりも面倒臭さが先立つ私は、当時も粗野な庶民だったことでしょう。
(前世から成長がない。ほっとけ)
そんな雅な貴族たちが心血を注いだ文という媒体は長い歴史の中で可愛らしい恋愛成就の吉祥文😍とされています。



続いて撫子

秋に咲く、花弁の先がのこぎりみたいにギザギザの花。涼を感じたい浴衣の文様に使われることも多いですね。
大和撫子という言葉もよく耳にします。
古来からは、「たおやかで柔和」なイメージでしたが、現在ではなでしこJAPANの活躍のおかげで「はつらつと活動的」なイメージを持つ方も増えたのかもしれませんね😄⚽

撫子は撫でたくなるような愛される花=愛される=片思いが成就する😍
としての縁起があるようです。
なんか妙に具体的ですね。
ふ〜〜ん😒


紋様の縁起は花言葉みたいなもので、諸説あります。
そして過剰に使用したからといって必ず成就するわけではありませんので悪しからず。

そう、あくまで気持ちの問題はありますが、贈り物を選ぶ際のヒントにしたり、一言添えるメッセージカードやラッピングなどにこれらの文様を忍ばせてはいかがでしょうか??

もしかしたら歴史の中で無意識に刷り込まれたが呼応して
あなたの真意❤が!
 伝わる❤!
   かも❤!
     です!!



え?まわりくどい!?



いやいや、それを奥ゆかしいというのですよ☺



まあ冗談はさておき
(台無しか)

私はチョコレート色の型地紙と今日も向き合って、美味しそうな残骸をこしらえたいと思います。
今日はこの辺で〜(^o^)/



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