記者会見に思う

ここ数日、どうなんだろうと思う記者会見が2つありました。

ひとつは阪神・阪急ホテル等の食材の件、
もう一つはみのさん。

前者は強弁が過ぎたように思います。
今夜、社長が辞任を発表されました。
全て従業員の誤認識で済むと思っていたのでしょうか。
そうであれば逆の誤認識(廉価の素材を予定していたが、高価な素材を使用したなど)もあっていいのではないでしょうか？
どうしてあのような上から目線の会見を行ったのでしょうか？
役職は忘れましたが、向かって左に座っていた方には特に感じました。
私見としては、企業の利益を追求した偽装としか思えないですが…。

後者、みのさん。
私は個人的に好きではありません。
会見で報道番組への思い入れをおっしゃっていましたが、本当だろうかという気持ちで拝見しました。
今までの番組内でのコメントでは、本当にこの問題について勉強されているのだろうかと思うような内容もあり、
また、前夜の疲れか寝ているような場面(実際は寝ていないということでしょうが、寝ているという印象を与えること自体が問題でしょう)も
散見されました。
昨日の会見も含めて、一言で印象を言えば「軽薄かつ自己中心」ということです。

ただ、それはみのさん自身の仕事・会見に対する私の印象であり、今回の結果とは関係ありません。
一人立ちした息子の行為に対する責任を親がどこまでとるべきなのか。
親が責任を負うことで却って子供の更生を阻害することがあるのではないか。
今回のことはマスコミの反応、みのさんの仕事や私生活に対する世間の反発や妬みが生んだ部分があるのではないか。
そんなことを考えます。
もちろん、事件発覚以降のみのさんの対応のまずさはあるとは思いますが…。
ただ、今回のことに限らず、一部マスコミの下品さを感じるのは私だけでしょうか？

表現の自由は民主主義の根幹であり、マスコミはその大きな部分を担っています。
新たに法律も成立したことにも鑑み、その点に関しての認識を考えさせられる2日間でした。