先日、マツコのテレビ番組で昭和歌謡と今どきの歌の歌詞について取り上げていた。いわく、一曲の中での語数が全然違うという。
ざっくり今の方が昭和の倍以上になっているという・・・それだけ忙しいというかなんというか・・・だが。
そんなことが頭にあったせいか、昭和オヤジとして、いまだに昭和アイドルの歌に癒されている小生が、ある日思ったのはそもそも歌詞が違うと。
さらに、なぜか岡田奈々と岡田有希子って、岡田つながりだよなあと思い、改めて歌詞を味わってみた。
まずは岡田奈々の1975年のデビュー曲「ひとりごと」だ。雨宿りしている私に、傘押し付けて掛けて行った相手を歌っている。
そしてラストは、「噂されていいのよ、あなたなら・・・相合傘で歩いてみたい」と。実際には歩いていない、あくまで妄想の世界だ。
なんとも甘酸っぱい、恋に恋する少女の世界だ。いまどき、こんな世界歌にならないぞ・・・でも、ほっとするのは小生だけか。
さらに岡田有希子の「リトルプリンセス」(1984年)だ。二人分のお弁当を抱えて待ち合わせにいく女の子の世界だ。
彼女は自分を「プリンセス」と自称しているし、さらにあなただけのプリンセスとまで・・・なんとも可愛いぞ。
これもまた昭和の世界だ。ってか、いまさらながらに1980年代だったんだよなあと。ちなみに、自殺直前の大ヒット曲、「くちびるNet work」の歌詞はかなりエロい。
これが松田聖子の作詞というのも象徴的だが・・・小生、この歌を出張帰りの飛行機の中で聞き、到着したときに自殺を知ったということでも記憶に残っている。
さらにもう一曲、麻丘めぐみの「森を駆ける恋人たち」だ。1973年だが・・・完全に童話の世界のような光景が目に浮かぶ。
木立を抜けて走る私に、彼は追いつき捕まえて・・・「口づけ」をする・・・キスではなく、口づけというところが昭和だ。
最後、彼女は彼の花嫁になることを夢見ている・・・うーん、昭和だ。
いずれも、恋に恋している少女の世界を歌っている。今・・・そんな子はどこにいるんだろうか。どこかにいるんだろうなあ・・・と信じたい。
恋に恋しているオヤジならここにいるが・・・(苦笑)
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