6/20のおはよう日本で取り上げられていたのが、こちらのニュース。最初はカルガモ走行って? と思ったが・・・
要は大型トラックで前のトラックと近接した状態でETCゲートを通過することで、料金を支払わずにスルーする不正行為のことらしい。
ニュースでは、これを繰り返した犯人を逮捕したことが紹介されていたのだが・・・いろんなことを考えてしまった。
もちろん不正行為なのだが・・・まず、これを実行するにはかなりのテクが必要だということ。前の車と車間を詰めて、しかも速度を揃えて通過しないといけない。
これ、一口でいうのは簡単だが、なかなか難しい。しかも、出口だけでなく入り口でもやらないとダメなはず。
でないと、入り口だけ記録されて出口のない状態って、Suicaなどで考えれば問題はわかるはず・・・ってか、入り口だけ記録されたらどうなるんだ?
と考えると、おそらく入口・出口でコンビプレーなのかと推測する。だが、小生はひねくれ者なので、そこまでやらないといけなかったシチュエーションに思いをはせてしまう。
すでにさんざん取り上げられているが、深夜割引の適用を受けるため、SAや料金所の近くで駐車して時間調整をするために発生する渋滞や混雑問題と相通じるものと・・・
こちらは不正ではないが、こうしないと足が出るため万やむを得ずやっていると、ドライバーの多くが言っていた。
おそらくはカルガモ走行も、やらなければ・・・という要素もあるのではと・・・さまざまなコストアップを価格転嫁できない日本特有の現況がある。
それは、資本主義経済でいえば正常な姿ではない。っていうか、日本経済が不健全だからなのだ。
重ねて言っておきたい。カルガモ走行は決して許されないし、深夜割引待ちだって、不正ではなくとも健全とは言い難い。
だが、それを実質強要されている根本のところに、問題意識を持ちたい。特にマスコミなどは、不正を主張するのでなく、経済のひずみがこうした姿を生み出していることに警鐘をならしてほしいと。
海外では、マクドナルドでハンバーガー食べても高いが、日本だと1000円かからずに美味しいものが食べられる・・・やっぱ日本っていい国だよね。と思っているあなた・・・
そう思っている時点で、すでに騙されてるよって・・・海外では、その値段でも暮らせるんだよ。どうして、そこに気付かないの・・・って。
有名なトヨタのカンバン方式。「合理的だ、素晴らしい」という声の脇で、入庫時間待ちで発生している渋滞を思う小生である。
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