アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

一億総貧困時代がきた・・・

2016-06-18 10:44:58 | つれづれ
今、日本の大学生で奨学金を受けているのは二人に一人だという。小生の時代とは異なるが、感覚的には当時はそこまでではなかった気がする。


 正直なところ、小生の環境からすると奨学金を受けても・・・くらいだったが、それなしで卒業できたのは、両親が頑張ってくれたからと感謝したい。
 ところが、今奨学金が問題になっている。有利子で返済することが前提の奨学金だが、昨今の状況下、返済できなくなっている人が多くなっているという。

 早い話、社会人になったときに家がない住宅ローンを抱えているようなもので、さらに返済後に家を・・・となると・・・だ。
 先日テレビでは、返済できずに風俗嬢になった女性を紹介していた。ところがこちらの記事によれば、それは今や普通のことという

 で、記事をご覧いただくと、今日掲げた一億総貧困社会という言葉の現実味が感じられてこよう。明らかに今この国にはお金がない・・・
 その結果、若者や子どもと高齢者向けの予算の取り合いが始まっているわけだが、どちらも十分とは言えない・・・

 「昨年の介護報酬の大幅削減を見ていると、もう国は介護職員に普通の生活をさせる気はないみたいだし、将来は暗いですよ。」とある。
 そして、そこで働く若者について視点を向けると・・・「世代格差がヒドイ中、有利子奨学金で介護福祉士を取得させて、さらに低賃金で、恵まれた人生を送った高齢者に対してブラック長時間労働で奉仕」ということになる。


 記事にあるように、「そんな都合のいいプランに乗っかってはだめですね。目を覚ましてほしい。若い人はみんな介護を辞めるのがいいでしょう。社会や高齢者より、自分が大切ですよ」ということになる。
 相変わらず、この国の国民は、景気が良くなればと・・・そればかり期待している。

 だが、今の政策を見ていると、とても景気がよくなるとは思えないし、介護も子育てももはや待ったなしだ。
 在職中に若い部下に「桂さんのように、資産家の家に生まれ育った人には僕の状況はわからないでしょうが」と言われ、カルチャーショックを受けたことがある。

 彼に言わせると、裕福でない家庭から一流大に行くことはありえないというのだ。よって、資産家の生まれと決めてかかっていた次第。小生が一流大卒かどうかは別にして、裕福でなかったことは間違いないところ。
 幸い小生は、貧困からは抜け出せたのだが・・・すでに、この国は世代を超えた貧困の連鎖が進んでいるのかも知れない

 竹中平蔵氏が「老後を普通に生きたかったら何千万かお金を貯めなさい。それができない人は、幸せな老後は諦めなさい」みたいなことをはっきりと言っていると記事にある。
 ついでに彼は、正社員をなくすべきとか、正社員の処遇を下げるべきということも言っている。

 さらに言うと、彼は何十年もの間、合法的に住民税を一銭も払っていないそうな。ああ、何をどう見ても希望が持てない・・・
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« メインスマホはDTIにしました | トップ | キャタピランで快適に・・・ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

つれづれ」カテゴリの最新記事