
小生お気に入りの秘湯の宿というといくつかある。毎年出掛けているお宿といえば、先日紹介した高湯温泉「吾妻屋」とか、仙仁温泉「岩の湯」さらには「貝掛温泉」などがあげられる。
そんな中で、知ったのは遅かったが、もはやトップレベルのお気に入りになったのが、「大丸温泉」である。
初めて行ったのがこの記事の時で2015年のこと、以来年一回以上来ており、今回5回目の訪問となった。
ただこちらに来たときって、過去4回のうち雪の残る季節が3回、夏が1回で、紅葉の季節は初めてである。
それはさておき、小生にとって、このお宿がお気に入りになった最大のポイントはこちらの大露天風呂の「川の湯」である。その名の通り、川をせき止めてお風呂にしたもの。
このお風呂のすばらしさは、何度書いても伝わらないと思う。温泉の質、規模、開放感、すべてにわたり素晴らしい。
今回は雪の季節には入れない、一番上の段まで行くことができた。適温でゆっくり入れるが、初訪問の時にはなかった湯浴み着も完備されるようになり、混浴でありながら女性にもハードルが低くなったのも嬉しい。
この川の湯は撮影ご法度なのだが、今回もどなたもいらっしゃらないタイミングでソッコー失礼した。
もちろん、今回も夕食前と夕食後、それに翌朝(実は二回)と、満喫させていただいた。男性は内風呂とここだけなのだが、これで不満はまったくない。
ちなみに家族貸切にも入ったので、都合今回も5回、内風呂を別カウントすると7回入ってしまった。
相変わらずのお風呂三昧であるが、こちらの温泉は硫黄臭もほとんどしない上に飲用可能で、朝ご飯には温泉粥も提供される。
このような素晴らしい温泉が東京から、車でもわずか2時間半程度で到着できることは、奇跡というのは大げさだが、幸せなことである。
昭和20年頃までは、那須湯本からの最後の坂道は歩くか駕籠かしかなかったという。那須湯本から標高差で約400m登るラストが、このような素晴らしい環境を維持してくれたのだろうか。
ちなみにテルマエロマエの撮影にも使われた北温泉はこのお宿の少し下から脇道に入ったところにある。
さらに、別の道を抜けていくと福島県の秘湯のお宿、甲子温泉「大黒屋」にも行くことができる。一度梯子もしてみたいものだ。
例によって、食事やその他のポイントは別稿にて・・・
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