なんてきれいな空

いよいよ水戸にいるのもあとわずか。昨夜からホテル住まいとなっている。といっても、いわゆるビジネスホテルで、職場に至近ということで選んだところだ。

　入ってみたら、何しろ部屋が切ないくらいに狭い。テレビはベッドの足元の上にあるという省スペース設計。まあ、値段も安いのでいいのだが・・・
　とはいえ、ネットは快適につながるし、ちょっとした無料サービスもいろいろあってなかなかいい。ロビーも清潔感があっていい。


　そんな今朝、朝食をとって、外を見たところ、トップ写真のとおり抜けるような青空が・・・おお！本気で雲ひとつないぞ(嬉)。
　うーむ、水戸に来て半年、こんなにきれいに晴れ渡ったことってなかったような・・・いや、きっとあったんだろうが気がつかなかっただけか。

　思えば、最初はおっかなびっくり、わけもわからず走り回っていたし、正直成果も見えず、予定もうまらず、外でボーッとしている時もあった。
　空がどれだけ晴れているか、曇っているか見ること(余裕)なんてまったくなかった。それが、皮肉にも残りわずかなこの日に、初めて空の青さに気付くなんて。

　目の前で、成果を横取りされ、取引先の前で笑いながらも、車の中で地団駄を踏んだこともあった。また、「うちはお宅を扱う気はねえ！」と怒鳴られたこともあった。
　その他・・・もろもろたくさんあったが、嬉しいこともあった。もちろん、嬉しいことって、数少ない。だからこそ、嬉しいのだが・・・

　そんないろんなことを全部、今日の青空がいっぺんに飲み込んでしまってくれた。きっと、くやし涙を流したあの日も、嬉し涙にふるえたあの日も、空はじっと小生を見守ってくれていたんだろうなあ・・・
　いまさらながら、そのことに気がつくなんて。まだ青いなあ(反省)

　この抜けるような青空の気持ちを、今日は皆さんにおすそわけさせてください。水戸のあるカフェで、お昼を取りながら・・・桂