アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

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柳家喬太郎独演会@三鷹

2017-02-21 07:00:03 | 落語

さて、朝の兼好の会を楽しんだ小生、向かったのは三鷹である。そうこの日は午後は三鷹の星のホールで、喬太郎の勉強会があるのだ。

 

 落語のダブルヘッダーはこれまでも経験あるが、体力的には厳しいかも・・・というところで、いつものように満員御礼。

 こちらのホールは落語会にはちょうどいいサイズ、さていつものように名物となっている開演前の注意アナウンスを聞きながらスタンバイだ。

 

 まずは開口一番、小多けの登場だ。小多けという名前は、柳家三三の前座名だったので、てっきり三三の弟子かと思ったら、小里んの弟子という。

 口調などはできているが、テンポとか演出は昭和の香りのするもの。ネタは「道具屋」だったが、鉄砲でズドーンというサゲを聞いたのは何十年ぶりだろうか。

 

 さて、お目当て喬太郎の登場・・・まずは現在公開中の映画「スプリングハズカム」の話から・・・本人が主役で出演している。

 そして一席目は・・・おっ、これは「夢の酒」だ。小生もネタでやったりするが・・・それにしてもこれは別物だ。まさに喬太郎ワールド。

 

 途中で勢いがつきすぎたか、決定的なミスがあったが、それもまたくすぐりにしてしまうのはさすが喬太郎。こんな夢の酒初めてだぞ・・・

 中入りを挟んで、再開・・・ゲストの柳家ろべえが登場だ。喜多八の弟子だったが、師匠の逝去で小三治に預けられている由。

 

 この三月下席から真打になるという。始めたのは「五人廻し」だったが・・・うむむ、夢の酒といい、五人廻しといい、微妙にネタがついているような・・・

 ついでにいうと、個人的な趣味でいうと、口にはあまり合わないかなと。この辺はあくまで好みの問題なんだが・・・

 

 そして再び喬太郎の登場。色っぽいネタが続いたので、固い話を・・・なんて言いながら始めたのは・・・あれれ、これは聞いたことないぞ。

 しかもこれ・・・かなりの色っぽいどころか、完全なバレ噺じゃないかって・・・あとで知ったのだが、「吉田御殿」という噺だった。

 

 喬太郎がたまに掛けているようだ。ここまでベトベトの艶笑落語ってのも・・・本人が昼にやる噺じゃなかったといっていたが・・・()

 かくして後半は色っぽい噺のオンパレードでやや疲労感に満ちた会であった。でもやっぱり喬太郎ってすげえなと。

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