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さて毎度おなじみ貝掛温泉では、小生にはルーティンがある。紅葉を愛でながら、チェックイン後はまず錦鯉に餌をやるのがお約束だ。
この錦鯉も何か所かに分かれて住んでいるが、餌をあげるとワッと集まる姿はやはりいいものだ。これだけで気分も癒される。
さて、貝掛温泉は毎度のことながら、ご飯の美味しいお宿だ。料理が美味しいというのではなく、ご飯が美味しいのだ。
誤解があるといけない・・・もちろん料理も美味しいのだが。この季節は新米が味わえるので、ただでさえ美味しいご飯がさらに美味しくなる。
今回もそれを狙って・・・ということで、来たのだが・・・別注でイワナの刺身をお願いした。これがもう最高・・・で、となればで美味しい日本酒をお願いする。
またこちらのスタッフさんは定着率がいいと見えて、すっかり顔なじみ。食事の時も、進捗やお酒の空具合を見て、タイミングよくお代わりを勧めてきたり・・・
ついついお酒も進むし、イワナの塩焼きも絶品だし・・・もう幸せである。この日はソフトシェルクラブも出た。
また、美味しいご飯がますます実感できるのが朝食。ご飯をお代わりせずにはいられないようなおかずが並ぶ。
毎回食べすぎに反省してしまうが、しかたない・・・ついでに新米も購入して帰るのもお約束だ。よくこのブログでいろんなお宿の魅力を書いているが、こちらの魅力はなんだろうと・・・
温泉・料理・ご飯・・・そうそう、今回のお部屋は簡易ベッドを敷いたものだったが、少しずつバリアフリーに向けて改善もしている様子。
その一方で、スタッフさんたちの顔が見えるところが素晴らしい。たとえば大丸温泉も素晴らしいお宿だが、スタッフさんの固有名詞は見えない・・・
正しくはどちらがいいという話でなく、芸風の問題だが、貝掛の場合はスタッフさんが固有名詞でもてなしてくれる感じ・・・程よい近さが心地よいと感じるのだ。
それは朝晩、フロントに立ち挨拶や声掛けをしている女将の凛とした姿に象徴されていると・・・
スタンプ帳を渡してくれる際に、「もうすぐ完結ですね。何冊目ですか」なんてひと言つけてくれるフロントのご主人など、一人一人の一言が個人的には嬉しい。
またスタッフすべてに情報が共有化されていて、適度なお得意様感を感じさせてくれるのも嬉しいところ・・・
だから、こちらに今度はエルメスと・・・なんていうことはできない。何しろスタッフさんたちに顔が割れているから・・・(←そもそもできるはずもない)
貝掛温泉の最大の魅力はおもてなしそのものかも知れない。
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