大丸温泉は、温泉が抜群なだけでなく、料理もよくそして何よりスタッフのESの高さがうかがえるところが素晴らしいと・・・これまで書いてきた。だが、前回いささか「あれっ」ということを書いたのだが・・・
今回宿泊し、やはり本質は変わっていないと確信した。チェックインの際、何度も来ているリピーターと確認されたため、「館内の案内はいりますか? 」と。
この一言がちょっと嬉しい。鍵を受け取り、そのまま部屋に。もちろん荷物を運んでいただくことも可能だ。
お宿は歴史が長いが、かつては乃木大将が贔屓にしていたお宿で、ゆかりの品も展示されている。
また前稿でも書いたが、こちらは飲泉ができるので、館内に飲泉コーナーもあり、必ず飲んでいる。胃腸にいいそうな。
さて、食事だが、今回は二点にしぼって案内しよう。写真でもイメージがわくと思うが、料理は質・量ともに素晴らしいものだ。
その料理を引き立たせているのが器だ。ご覧のとおり、とてもおしゃれで、料理が引き立つ。モノは器で食わせるというのが納得できようと・・・
そして、食事の担当をされた方がネパールの方だった(昨年もネパールの方だったが、同じ方だったかはわかなかった)のだが、日本語がとても流暢になっていた。
顔を見なければ、日本人だと思ったはず。そして流暢だけでなく、説明がまことに心地よい、いい口調なのだ。
メインのしゃぶしゃぶの説明をしていくが、どうしてもスープが煮立つのを待つ必要があるわけで、一通りの説明をするやいなや「お待ちの間に、こちらを召し上がってください」と、揚げ物を出しながら説明をするところなんざ、「いよっ名調子」とほめてしまった。
以前、大丸あすなろ荘で、やはり見事な名調子を聞いたことを思い出してしまった。
説明もなく、あっさりとサービスをされる方が多い中で、しつこすぎず料理を引き立てる絶妙な、しかも耳に心地よい説明、これは素晴らしかった。
チェックアウトの際、買い物の相談をすると、簡潔かつ的確に回答をいただいた。こうしたパーソナルな対応こそが秘湯のお宿らしいところだと思ってしまう。
やはりこちらのお宿は人気が高いのもむべなるかなと・・・
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