あたりや食堂

小生京都にいる頃、警察の方から講演をしてもらったことがある。ご案内のとおり、京都の街中は、道が狭く、路地が見難いので事故が多い。

　もっとも、一方通行が多いので、慣れればどうということはないが、この見通しの悪さを逆利用して、小銭を稼ごうという当たり屋が多いので、注意するようにとのことだった。
　なんでも、ノロノロ走っているところで、助手席側のドアミラーに派手な音を立てて手をぶつける。するとドアミラーが倒れるので、ドライバーがビックリして止めるという。

　オーバーに手を骨折したふりをしつつ、示談をちらつかせていくというものらしい。すでに、この話を聞いてからだいぶ経つので今はどうかわからないが・・・
　そんな中、先日某所を走っていたら、こんな看板が目に入った。うわーっ、あたりやだあ～（笑）。気をつけないと・・・って、違うか。

　ビクビクしながら、この店に入ると、実は明るい雰囲気で安心する。天そばかなんかを注文すると、ほどなくできてくる。
　ところが、その店員が自分の椅子の足に、身体を引っ掛けると同時に天麩羅とそばが派手に床に飛び散る。

　お客さんがビックリしていると、店主が出てきて、「お客さん、そんなところに椅子を出してるからうちの店員がこけちゃったじゃねえか、治療費どうしてくれるよ」なんて来たりして・・・うわっ、やっぱり当たり屋じゃねえかよって・・・（笑）
　だが、きっと事はこれだけでは収まらない・・・

　そばツユがコートにかかってしまった男が、スックと立ち上がる。「おい、あんたのせいで、おれのこのコートどうしてくれるんだよ。このコート、クリーニングのできない特別製でな、５０万するんだよ」とか（爆）
　うわーっ、店だけじゃなくってお客様も当たり屋かよ・・・なんてとこだよ・・・とかいうような店だったら（汗）

　という妄想をしながら、車を止めて写真を撮っているイタリアンオヤジって（苦笑）

お知らせ、今日と明日記事更新が不定期になる可能性あります。
予めご了承ください。