アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

The菊之丞で「豊志賀の死」

2018-08-20 06:00:09 | 落語

お気に入りの噺家の一人の菊之丞、その独演会である「The 菊之丞」については、席亭さんにご縁をいただき、都合が合う限り出かけている。

  

 今回も会場は町屋ムーブ。町屋の駅直結で、足はすごく便利だが、すっかりこの会場にもなじんでしまった。

 会場に着くと、まだ開場の数分前ということで、フロアをウロウロしていると目に留まったのが、この微妙な像。うーむ、評価が難しい・・・(苦笑)

 

 なんてやってるうちに開場。いろんなパンフなどを見ているうちに開演時刻になる。今回も最前列のお席に座らせていただいた。

 さて開口一番は、まめ菊だ。このところ、よく見かける・・・が、ちょっと前にもこちらで聞いたネタは今回も「たらちめ」だった。

 

 できは悪くないのだが、着物の着方がだらしない感じがして、ちょっとなあ・・・と。そして続いて菊之丞の登場。

 この日のゲスト、三三が博多から来るのだが、飛行機がちょっと遅れて間に合うかどうか・・・なんて言いながらスタート。

 

 始めたのは「お見立て」だった。菊之丞はその雰囲気から幇間とか花魁はよくハマるのだが、この日の黄瀬川もいい感じ。

 ただ、いつもより少し演出が派手かなあ・・・いやこんな感じもいいかも・・・というバランスで、楽しく聞かせてくれた。

 

 ここで中入りが入り、再開の幕が上がる。どうやら三三は無事到着したようだ。例によって、なんともふわふわした歩き方で登場。

 お後お目当て楽しみに・・・と始めたのが「加賀の千代」だ。この噺を生で聞くのも久しぶりである。独特の人を食ったようなくすぐりも三三流だが、まさに炸裂する感じ

 

 そしてラストは菊之丞の再登場、ネタ出しの「豊志賀の死」を始める。こちらは円朝作の怪談噺「真景累ヶ淵」の一節だ。

 ストーリーはこちらの通り。全編通しでやるとなると、とんでもなく時間もかかるし、内容もドッシリ重いので、今では口演するのも「豊志賀の死」「宗悦殺し」などが多い。

 

 生で聞くのも超久しぶりだが、途中で照明を落とす演出もあり、なかなかの熱演であった。少なくとも少し前に亡くなられた大御所のそれよりは・・・(個人の感想)

 そして終演後は怪談噺の後のお約束で、菊之丞が踊りを披露してくれた。こうしたお約束も最近ではあまり見かけなくなってきたので嬉しいところだ。

 

 いやいや菊之丞といい、三三といい、やはり充実しているなあと。大満足で帰路についた

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