アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

高井研一郎氏逝去を悼む・・・

2016-12-07 07:00:07 | つれづれ
ビッグコミックにて長期に連載されていた「山口六平太」の作者、高井研一郎氏が11月14日に急逝していたことを先日知った。

 
 少なくともビッグコミックでは病気のため休載なんてことはなく、突然という感じだった。ってか、11月10日発売号までは掲載されていた。
 そして11月25日発売号には、そういえば載ってないなあという感じで、最後の方に一ページだけ追悼文が掲載されていた。

 うかつにも、これを読み飛ばしていた小生、12月になって気が付いたという・・・正直なところ、高井氏の画風やストーリーがお気に入りで、見ていてホッとさせられていた。
 調べたところ、1986年から連載されていた。通算30年というのは「こち亀」には及ばないものの、極めて長い連載となっていた


 力まず、常に自然体で、トラブルや難題をすべて解決するスーパー平社員、それが山口六平太だった。社長からも高く評価されつつも、永遠の平社員という・・・お約束の展開。
 また、社長秘書とも婚約中で、ほどなくゴールインというところまで空気感ができていたし、といってこのままかも・・・と。

 事なかれ主義の課長と、無責任を絵に描いたような丸投げ係長、気のいい後輩と、できる女性社員などなど、脇を固める役者も会社の縮図のようだった。
 実写化もされていて、NHKで連続ドラマとして放映されたこともあった。これもなかなか面白かったが・・・やはり漫画にこそ真骨頂は出ていたように思う。


 画風もあるが、見ていてスカッとするというより、ホッコリとする物語だった。また、高井氏が落語通だったことがよく分かった
 というのは、ストーリーの中に登場する居酒屋の名前が、落語の題名をそのまま使っていたのだ。それも、毎回違うわけで・・・「船徳」とか「ちりとてちん」とか。

 そんなこともあり、大好きだっただけにショックであった。ショックといえば、同じく連載中に突然中止になった漫画に「あんどーなつ」があった
 こちらは原作者が急逝したことがキッカケだったのだが・・・こちらも大好きな連載だったので、残念だった。

 なんか小生がお気に入りになったものって、突然終わってしまうのって複雑だ。といっても今お気に入りの連載について語ると・・・
 黙っていることにしよう・・・
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