アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

セクハラポスター事件に思うこと

2008-01-10 06:31:08 | つれづれ
岩手県の古刹での伝統行事の観光ポスターを市が駅構内に掲示しようとしたところ、JR東日本から待ったがかかった件については、皆さんすでにご承知のことと思う。

 この件については、テレビ等でもさんざん取り上げられているが、なんでもこのポスターの題材として使用されている方たちはポスター用に撮影されたモデルではないという。
 つまり、昨年実際にお祭りに参加された方たちで、当然ながら意図した露出ではないわけで、ポスター前面にアップになっている方などは微妙であろう。

 テレビでは、そのご本人のインタビューなど紹介していたが、お祭りの前は肉・魚はもちろん卵や乳製品なども断ち、敬虔な気持ちでお祭りに臨んでいるとのことであった。
 ほかの参加者も、ほとんどこうした形で身を清め、当日に臨んでいるようで、この行事がいかに地元に浸透し、大切にされているかがわかる。

 とはいえ一方で、「単純に裸がダメというわけではないが、胸毛などに特に女性が不快に感じる図柄で、見たくないものを見せるのはセクハラ」と判断せざるをえない流れも、理解できなくはない。
 だが・・・だとしたら、大相撲のポスターはどうなんだと、胸毛のある力士もいるではないか。おお、プロレスだってそうだぞ・・・

 この発想の根拠にはないことを信じたいが、この写っている人物が有名人でないからダメで、写っているのが力士とか裸が売り物の芸人だったらOKとかだったら許せない。
 逆に言えば、JR東日本は今後、大相撲の興行や小島○○おなどの載ったポスターは一切禁止してくれるんだろうなと。

 いや大相撲は伝統があるから・・・なんて説明されたら、それこそ問題だ。なにしろ、このお祭りは1000年以上の伝統があるのだから・・・
 セクハラ問題については、まだまだ日本においては甘いところが多いのは事実だが、一方でこのポスター等のように、それが妥当な判断かどうか微妙なケースも少なくない。

 今回の件で、このポスターの方々に変な傷がつかないことを祈るばかりである。
一方で、皮肉にも今回の件で、このお祭りが有名になったことだけは間違いないのだが・・・
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