真木温泉は、価格的にはミドルハイという感じで、それなりのお値段になる。このくらいり価格になると、それに見合うサービスを受けられるかどうかが気になるところだ。
温泉については前述の通り、浴場そのものは数多くはないが、泉質も素晴らしくまったく文句のないレベルである。
そして食事であるが、毎回山の幸を中心に、いろいろな食材をきれいにアレンジして美味しく食べさせてくれる。
今回も盛り付けや飾り包丁の後もあざやかな先付から始まり、鯉の洗いやニジマスの塩焼きなどが前半押し寄せてきた。
日によって、これがイワナだったり、鮎だったりしているほか甲斐サーモンの刺身などがアレンジされていたりして、そのバラエティも嬉しい。
今回はニジマスがふっくらとしていて抜群に美味しかった。そして待っている間にできてきたのが、富士桜ポークのお鍋。
中居さんに富士桜という力士がいたよね・・・なんて話すと、現役の竜電という力士が山梨なんでよろしく・・・なんて。こうしたやりとりも嬉しいところ。
さらに和牛の朴葉味噌焼きが出てきたり、野菜のお寿司など、質・量ともに大満足であった。〆のご飯は釜飯が定番なのだが、毎回その内容が変わっている。
今回は鮭のはらこ飯であった。もちろん翌朝も充実していて、文句なしであった。
さて、その他の部分についてであるが、お部屋はオーソドックスなものだが、掃除はしっかりしているほか、浴衣と作務衣が置いてある。加えてバスタオルが二枚あり、温泉好きには大変嬉しい。
また専用露天風呂のほかに、マッサージチェアも付いていて、嬉しくなる。そう、さりげない部分に気持ちが行き届いている・・・そんな印象だ。
お宿に到着すると、スタッフが元気に駆け寄ってきて、荷物を持って案内してくれる。これも普通といえば普通なのだが、なんかいい感じに思えるのは小生の身びいきか。
チェックインのときにはゆったりしたロビーで、滝が流れる池などが癒しを感じさせてくれるし、その点もスキがない。
敷地は広い分、歩く距離も長いし、階段もあるので、足の悪い方にはおすすめしにくいが、ミネラルウォーターで淹れたコーヒーのサービスなど、嬉しいポイントは多い。
天気がよければ、富士山も眺められるところもあり、あちこちに美味しいポイントがあるのが魅力だ。
終わってみれば、価格以上の価値は感じるなあと・・・真木温泉はそんなお宿である。
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