アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

信長の二十四時間

2013-05-15 05:26:12 | つれづれ
戦国もののドラマや小説ってたくさんあるが、やはり人気ナンバーワンは信長であろう。直近のテレビドラマでも、「女信長」とか「信長のシェフ」などで登場している。もっとも、女信長は大コケで大変だったそうだが・・・


 そんな信長の最期となった本能寺の変については、犯人は明智光秀としても黒幕は誰なのだという視点で、古来たくさんの説が流れている。
 また、最終的に信長の遺体が見つからなかったことも謎とされていたりする。というところで、本屋に平積みされている「信長の二十四時間」という本を読んでしまった。

 内容についてはご法度だろうからやめておくが、結論からいえば、なかなか面白い小説であった。そうあくまで小説として・・・
 前半はやや冗長で、後半は力尽きてしまったというきらいもないではないが、読んでいくうちに、なるほどこういう視点もありか・・・と思わせてくれる展開。

 また、史実としてその頃から、いわゆる忍者が活躍していたことは知られているが、その忍者がかなり中心的に活躍しているのもユニーク。
 しかも、読んでいっても、その犯人がなかなかわからないという点でも推理小説的で、なかなか面白かった。


 最後の最後に、信長の遺体が見つからなかったことの事情も明らかにしてみせた。もっとも、この点に関しては「信長の柩」などでも取り上げられているが・・・
 ときに、信長といえば新しモノ好きで派手なイメージがあるが、この小説の中でもワインをよく飲んでいる。

 やはり信長ってこうでなくっちゃ・・・って。思えば、信長のシェフのマントも、必需品である。
 マジに本能寺の変の真相ってどんなんだったんだろう・・・今となっては、想像をめぐらすしかないが、黒幕は複数絡むんだろうなあと。

 冷静に考えれば考えるほど、頭がよく冷静な光秀が起こすことは考えにくい。なんとなれば、信長を倒した後の絵が描けないからだ。
 となれば、戦後の光秀の身柄を支える密約があったと考えるべきだろう。それは、家康だったのか、秀吉だったのか・・・はたまた・・・

 なあんてことをいろいろ考えてしまう小説であった。
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