槍見館は温泉も抜群だが、食事も素晴らしい。前回来て、それが印象に残っていたので、今回も楽しみにしていた。
とはいえ、いつものように早いチェックインなので、時間はある。そこで風呂を浴びた後は、生ビールをいただき、紅葉をみながら楽しんだ。
小生の定番のお宿のひとつ、高湯温泉「吾妻屋」の紅葉の時期は10月20日頃なので、標高の高い槍見館の紅葉もその頃で、11月初旬は盛りを過ぎているだろうと思っていた。
ところが到着してみると、紅葉真っ盛りで、見事な紅葉に包まれる中の滞在となった。また、ロビーの脇には座敷があり、囲炉裏で甘酒サービスも・・・
このあたりはいかにも秘湯らしいお宿で、スタッフさんも岐阜なまりがまた嬉しかったりする。
お部屋はいろいろな種類があるようだが、前回同様に囲炉裏が切ってあるタイプで、民芸調のもの。
広くはないが、落ち着いて過ごせるので悪くない。ここからの眺めも紅葉が見えて、いい気分になる。
さて、食事だが・・・お造りは肉と魚を選べる。と聞くと、たいがいは二人で一種ずつというパターンになるのかしらん。
小生は川魚の方で、マスなどとともにナマズの刺身がついていた。これが上品でクセのないもの。後に出た汁にも入っていたがナマズって美味しいと・・・
当然魚の塩焼きも抜群だったが、別注でお願いした飛騨牛のサーロインステーキが最高に美味しかった。
翌朝の食事も・・・と思ったら、7時半からの予定のご飯の準備が遅れて8時からになるという。
やむなくお宿周辺を散策する。改めて、お宿の後ろに槍ヶ岳が見える。
そして、ここで気付いたのが、このお宿は川に沿って行き止まりのロケーション。そして、槍ヶ岳が見えるのは、新穂高ロープウェイに乗るか、ここへ来るかのピンポイントだということだった。
奥飛騨温泉郷にはたくさんのお宿があるが、槍ヶ岳をピンポイントで見られる貴重なお宿・・・それが槍見館だったという・・・
都内からはなかなか遠く、半日がかりでの行程となるが、それだけの価値はあると思った。この内容で別注料理やお酒を入れても、岩の湯よりかなり安いのは素晴らしいと。
再訪の予約を入れて帰路についたのもむべなるかなと・・・
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