箱根 花すすき再訪

今年の夏に、箱根の宿の「花すすき」というところに宿泊したことを紹介した。小さなホテルであったが、適度に不干渉な感じと食事が良かったため再訪した。


　今回はあいにくの天気であったが、紅葉と食事が楽しめれば・・・なんてノリで到着。予想どおり、紅葉は見事な感じだった。
　さて、前回訪問した記録があったせいか、チェックインもスムーズでお部屋に入る。となればまずは温泉に行くしかない。

　小さなところだけに浴室は一か所だが、源泉かけ流しで、硫黄分の強い温泉はなかなか入っている気持ちにさせてくれる。
　そして、ゆっくりまったりした後に、お楽しみの夕食だ。こちらの食事は和フレンチというコンセプトだが、今回は比較的和っぽい感じが強く感じられた。


　例によって素材にこだわり、地元御殿場の野菜や伊豆の海鮮などを中心に、料理スタッフの地元の長野の銘柄卵など、美味しい食材が少しずつ並ぶ。
　よくある食べきれないほどの量の食事ではなく、ちょうどいい感じだったが、絶品だったのは、下の左写真の洋風茶碗蒸し。これはもう、たまらないくらいに美味かった。


　となれば当然ワインも・・・ってなことで、ホテルブランドのワインをいただく。スタッフと語らいながら、エチケットの話で盛り上がったら、翌朝上の中写真のようにエチケットを切り取りお渡しいただいた。
　裏面にはメッセージも入り、また来ようと思わせてくれるのはさすがだ。


　そして、翌朝も当然お風呂を楽しみ、これまた洋食のプレートでスタートする朝食が始まる。そして今回も新鮮なお魚のなめろうをご飯に乗せ、特製のお出汁を掛けていただくお茶漬けが絶品だった。
　思わず、お出汁のお代わりをお願いしてしまうほどだった。

　そうそう、料理スタッフのご出身が飯田と聞き、いろいろ話すことで、なんかすっかりなじみになってしまった感じ。
　スタッフも少ないために、固有名詞で接する感じがこの宿の魅力かも知れない・・・。

　秘湯ファンとしては、お風呂がもう少し・・・ってところかが本音であるが、料理もよく、都心から近いことがメリット、ぜひまた・・・って。