
小生、歴史マニアであり、わけても日本の古代史となるとついつい食指が動いてしまう。そんなある日、書店でそそられたのが今日紹介する「舞い降りた天皇(上・下)」である。
加治将一氏という作者は、小生知らなかったが、なんとなく新しい視点からの本になっていることがうかがわれたので上下巻まとめて購入した。
結論から言うと読み始めてハマってしまい、あっという間に読了してしまった。内容的には小説の形を取っているが、おそらく作者の説であろう。
この本では、表題のように天皇はどこから来たのか、そして誰なのか・・・をベースに、出雲と九州、近畿の関係、さらには邪馬台国にまで議論を進めている。
具体的な内容については、ご法度だろうからこれ以上書けないが、今まで定説のように教科書で習っていたことがかなり覆されていく。
小説としては、最初に出てきた疑問が最後まで解決しないままに終わったりしていて、消化不良な感じもしないではないが、本筋のテーマはなんとか完結したという感じ。
つまり、フィクションとしての小説というよりも、自説を小説に乗っけたから小説としては未消化な感じがしてしまうというところだろう。
もちろん、あくまで小説の形態をとっているから、この説を学界で取り上げるとかということはないだろうが、個人的にはうなづける部分もたくさんあった。
小生が最初に古代史にハマるキッカケとなったのは、安本美典氏の著書だが、彼自体がアウトサイダー的な存在だったせいか、小生はこの手の異説的な内容を異説と感じないのだ。
逆に、別のアプローチからたどっているが、結論的には安本美典氏のそれと同じようなところに落ちているものなどもあり、こうなると異説とは思えなくなる。
いずれにしろ、神話の世界から始まり、気が付けば天武天皇に至る「記紀」の世界。そして、ここでもまた天武と天智が出てくる。
百人一首の第一番を飾る天智、史上初めて天皇という称号を使った天武。なんか最近、邪馬台国を追いかけても、聖徳太子を追いかけてもここにやってくる気が・・・
とりあえず、この本を読んでからは、出雲や奈良、九州に出かけてみたくなってしまった。かつて見に行ったときと、また見え方が違うのかしらん。
加治将一氏という作者は、小生知らなかったが、なんとなく新しい視点からの本になっていることがうかがわれたので上下巻まとめて購入した。
結論から言うと読み始めてハマってしまい、あっという間に読了してしまった。内容的には小説の形を取っているが、おそらく作者の説であろう。
この本では、表題のように天皇はどこから来たのか、そして誰なのか・・・をベースに、出雲と九州、近畿の関係、さらには邪馬台国にまで議論を進めている。
具体的な内容については、ご法度だろうからこれ以上書けないが、今まで定説のように教科書で習っていたことがかなり覆されていく。
小説としては、最初に出てきた疑問が最後まで解決しないままに終わったりしていて、消化不良な感じもしないではないが、本筋のテーマはなんとか完結したという感じ。
つまり、フィクションとしての小説というよりも、自説を小説に乗っけたから小説としては未消化な感じがしてしまうというところだろう。
もちろん、あくまで小説の形態をとっているから、この説を学界で取り上げるとかということはないだろうが、個人的にはうなづける部分もたくさんあった。
小生が最初に古代史にハマるキッカケとなったのは、安本美典氏の著書だが、彼自体がアウトサイダー的な存在だったせいか、小生はこの手の異説的な内容を異説と感じないのだ。
逆に、別のアプローチからたどっているが、結論的には安本美典氏のそれと同じようなところに落ちているものなどもあり、こうなると異説とは思えなくなる。
いずれにしろ、神話の世界から始まり、気が付けば天武天皇に至る「記紀」の世界。そして、ここでもまた天武と天智が出てくる。
百人一首の第一番を飾る天智、史上初めて天皇という称号を使った天武。なんか最近、邪馬台国を追いかけても、聖徳太子を追いかけてもここにやってくる気が・・・
とりあえず、この本を読んでからは、出雲や奈良、九州に出かけてみたくなってしまった。かつて見に行ったときと、また見え方が違うのかしらん。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます