お江戸日本橋亭で女流芸人まつり

お江戸日本橋亭で開催される女流芸人まつりのご案内をいただき、スケジュールの合間をぬって、出かけてきた。

 

　お江戸日本橋亭は知ってはいたが、入ったのは初めてだ。最近は、このくらいの小さな入れ物が増えていて、落語にとってはいいことかもしれない。

　番組は中入りが二回入る三部構成だが、予め予定があったので、二回目の中入りで失礼するつもりでいた。

　　

　この会は東京演芸協会というところの主催ということで、開演前に漫談のメイミさんが挨拶をされていた。

　さて開会だ、開口一番は三遊亭こと馬さん、圓馬師匠のお弟子さんという。前座らしいというか、まだ素人っぽさが残っているのも好感が持てた。

 

　ネタは「真田小僧」だった。そして続いてメイミさん(上左写真)・・・介護士をやりながらの芸人という。早着替えで、写真のような姿になったり・・・頑張ってるなあという感じ、ジャンルは介護漫談という。

　そして続いて川柳つくしさん。かの川柳川柳師匠のお弟子さんの真打だ。早い話が圓生の孫弟子の一人・・・なんだが、ちょっと疲れてしまった。ネタは「権助魚」だった。

　

　中入り後、漫才のサービスエリアが登場。結論からいうとお客に恵まれずだったが、けっこうツボにハマってしまった。

　この二人、同級生というが、凸凹コンビでなかなかよい。ネタの煮詰め方に余地が残るが、ブレークしてほしいなあと・・・

　

　そしてマジックの小梅だ。ネタは以前も見たものが多いが、華があるのでステージが明るくなる。

　さらに漫才のワンドール。テンション高めの男性と、かなりテンションの低い女性の組み合わせ・・・いいんだが、もう一息ネタを練りこんでほしいかも・・・

　

　さらに続けて東　京太・ゆめ子の漫才。こちらは寄席でよくみるベテランの古典的なコンビだが、この日のお客さん的にはちょっとツライかも・・・

　というところで失礼したが、このちょっと消化不良な感じはなんだろうか・・・演者はそれぞれ頑張ってやってくれている。

 

　にもかかわらず、場内の盛り上がり感がもう一息なのは、入りが悪いせいか、お客さんのレスポンスのせいか・・・

　個人的にはもっともっと応援して差し上げたい・・・全体にそんな印象を持った。