小生がお気に入りのお宿にしているのは、まず何と言っても温泉がポイントなのだが、プラス食事とスタッフのもてなしがある。
平の高房の食事は囲炉裏端の食事が何より素敵だ。囲炉裏で温められた湯西川名物の「一升べら」というつくねのような料理が抜群だ。
毎回紹介しているが、この料理でお酒が一升飲めるというところからきているというが、今風で、そこまで塩辛くないので、料理としても美味しい。
またここに立っているイワナが抜群に美味しかった。人間のメタボはいけないが、お魚のメタボは大歓迎だと言わんばかりにふっくらしていた。
今回も栃木牛のステーキを付けていただいたのと、名物の凍結竹酒をお願いした。このステーキと竹酒が抜群に美味しくて、毎回のお楽しみになっている。
今回お誘いした親族もお酒をあまり飲まないとのことだったが、このお酒は美味しいと喜んでいただいた。
また、今回はラッキーなことに職人さんによる蕎麦打ちの実演があり、その打ちたてのお蕎麦を〆にいただいた。
これがもうコシもあって抜群だったし、さらに揚げたての天ぷらまでついた。いつもながらこちらの料理は美味しいだけでなく、温かくて楽しい。
というのは、こちらのお宿は中居さんたちも当然いらっしゃるが、社長さんや女将さんも自ら汗をかいていらしていて、その佇まいやお人柄がとてもナチュラルで素敵なのだ。
以前も書いたが、玄関番の方や中居さんたちの定着率が抜群で、毎回見知ったお顔を拝見するので、それもまたこのお宿への安心感や好感につながっている。
ひとつだけ残念だったのは、今回お伺いしてお会いするのが楽しみだった大女将がお亡くなりになっていたこと。
齢90にして売店でレジ打ちをされていて、毎回お顔を拝見するのが楽しみだった看板娘であったが・・・しかたないとはいえ、少し寂しい思いである。
もちろん、お人柄抜群の社長や、自然体な空気がとても素敵な女将は健在なので、こちらのお宿の魅力はまったく衰えるものではないが・・・
翌朝の食事も充実している。これもまた派手さはないが、暖かく美味しいものであった。
そしてその後はゆったりしたロビーでセルフのコーヒーをいただく。時間がゆっくり流れているのを感じる。
来年一月に、以前お世話になった知人がこちらに宿泊すると聞いていたので、女将にその旨お伝えし、くれぐれもよろしくとお願いし、併せてプチプレゼントも仕掛けた。
その知人もきっとこのお宿の魅力を感じ取ってくれるに違いない・・・湯西川温泉にはお宿は数々あるが、少なくとも小生にはこちらのお宿を上回るお宿はない・・・
強く確信している小生である。
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