アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

国立演芸場でぼたん真打披露

2016-05-23 06:00:43 | 落語
噺家の世界はよく言われるように階級制がしっかりある。正しくは、東京の噺家というべきだが。


 見習い~前座になって初めて高座に上がりつつ、修行の身で実質無給。それが二ツ目になって、仕事は自分で取ってくるようになり、羽織も着れるようになる。
 そして晴れて真打になると、弟子も取れるようになり、師匠なんて呼ばれ方もするようになる。トリを取れるようになる。

 そんな中、林家ぼたんの真打披露公演があるというので出かけてきた。というのは、以前小袁治の会のゲストで出ていて、打ち上げのときに彼女に「真打披露のときには行くからね」と言っていたからで、そのお約束ということで。
 ぼたんは、林家こん平の弟子として入門し、師匠の病気対応をしながら今回晴れて真打になったということで、苦労人かと。

 会場の国立演芸場は、寄席仕立てで、右写真の通りいろんな人が出てくる。この日は林家一門が中心なんだが・・・
 三平、うん平、ペー、正蔵というのは、さすがにちょっと辛い、特に前半の三人は、失礼ながら・・・そんな中、皮肉にも駒次が面白いアクセントになっていた。


 またヒザの仙三郎社中が、いつもながらの寄席の太神楽でしっかり楽しませてもらったぞ。やはり、こういう色物は貴重である。
 さて、いよいよ「ぼたん」の登場だ。出身が浜松ということで、その辺の自己紹介を兼ねたマクラを振りながら・・・

 おお、「締め込み」だ。聞いていくと、おかみさんの演出が、女流ならでは・・・で、なかなかいいぞ。逆に、男性陣の演出にささやかながら気負いも感じてしまった。
 とはいえトータルではテンポもよく、気持ちのいいタイプで気に入ったぞ。いいじゃないか「ぼたん」。

 今回の真打昇進、林家からはもう一人、「たけ平」上がっている。たけ平も一之輔や王楽と同世代で、以前から聞いている。
 彼もまた、これからを期待したい一人である。もうそろそろ三平は隠居してもいいんじゃないかって・・・って、さすがに若すぎるか(汗)

 頑張れ、ぼたん
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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あっ!! (kyoko)
2016-05-23 16:36:22
私もぼたんさんの真打ち披露公演行きたかったぁ(T_T)
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ぜひまたご案内しましょう ()
2016-05-23 16:47:10
キョウコさん
この日は、ややこしい組織の会でしたのでご案内できませんでした。また例の先輩も次回はとおっしゃってますので次回また機会を作りますね。
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