さて、奈良井宿を歩きながらお昼ご飯をどうしようかと・・・宿場の中には当然のようにそば屋が多い。
だが、長野でそばというのはあまりに一般的で、芸がない。それにここでなくてもたくさんあるわけで・・・
と、そこで頭に浮かんだのがソースカツ丼。確かこの辺は、ソースカツ丼が名物だったはず・・・ということで、宿場の半ばにあった松波というお店に入った。
入ると先客はなし。あちゃ、これはやってしまったか・・・と、心配になる。しかし、すぐさま一人の常連さんぽいお客さんが来て、大丈夫かなと。
もちろん注文はソースカツ丼だが、ご飯少な目でお願いした。ほどなくして出てきたのが左写真のこれ。
結論からいうと、メチャクチャ美味しくて大正解。カツもかなり柔らかく、ソースも甘すぎず、辛すぎず・・・
ご飯も少な目にしてよかったし、大満足だ。気が付くとお客様もたくさん入り、やはり客を呼ぶのだなあと・・・
そしてこのお店からすくのところにあった、マリア地蔵なる看板が目に留まり、立ち寄ることにした。宿場の路地裏にあるお寺の中にそれはあった。
ご覧の通り、首のない地蔵だ。またよく見ると、抱かれている嬰児も顔が削られている。この嬰児が持っているものが十字のようになっているところから、隠れキリシタンの像ではと考えられているようだ。
そしておやつ代わりにいただいたのが「五平餅」。やはりこの辺ではこれしかないだろって・・・半分青いってか。
さらに観光の最後に立ち寄ったのが、木曽大橋。大橋とはいうが、それほどでもなく、錦帯橋の一つのコマくらいのもの。
下を流れている川は贄川という。かなりの急流である。だが、この橋は木曽の名物のようで、お酒のラベルにも描かれている。
橋の上から眺めると、川の流れがまるでお湯が沸いているようにも見える。ひょっとして贄川って、煮え川が語源? なんて。
ちなみに近くには贄川宿という宿場もある。木曽路はすべて山の中である・・・本当にそんな感じだが、一方でその起点が塩尻というのも実感できた。
茜宿に宿泊する機会があれば一度お立ち寄りするのもおすすめである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます