ヤングなでしこ銅メダル獲得

この夏の締めくくりはヤングなでしこで決まり?という感じ・・・準決勝でドイツに破れ、優勝の夢を絶たれたヤングなでしこだが、三位決定戦では、見事にナイジェリアを破って三位になった。


ヤングなでしこ３位、２―１でナイジェリア破る(読売新聞) - goo ニュース

　ナイジェリアは、フィジカルが強く、個人で打開していくタイプ。ポゼッションもけっこう取られるが、ドイツのような組織力がないので、やはりレベル感は違う。
　とはいえ、微妙な緊張感の中、田中陽子の先制点が流れを作ってくれた。前半の23分、左足を振りぬくと、ミドルシュートが無回転気味に飛び、GKがはじいてそのまま入った。


　正直、ちよっとラッキーだったが、ともあれ、これで流れが変わり、前半はこのまま終了。後半スタートから、道上に代わって西川、横山に代わって柴田が入った。
　これで早速またリズムができ、後半4分、西川がスルーパスに反応して一点をもぎ取った。GKをかわしての見事な得点だった。


　ところが、ここからナイジェリアの猛攻が日本に襲い掛かる。後半一点を取られると、終盤は防戦一方。
　なんとか、最後は逃げ切ったという形で、勝利したという感じ。だが、内容よりもなによりも結果が大切。ここで、勝ちきったということが、彼女たちにはいい経験になったはず。


　試合後のインタビューでは得点を決めた田中陽子と西川に加え、猶本も呼ばれていた。この辺はいかにもフジテレビっぽいが、猶本のコメントがよかった。
　「みんなで取った銅メダルなので、すごくうれしい。でも、優勝したかったです。皆でやる最後の試合なので、絶対メダルを取ろうと話をして（試合に）入った。目標は優勝だった。でも、これが私たちの今の実力。もっと練習して、うまくなって次は金メダルを取れるように頑張りたい」・・・うーん、この冷静な負けん気に萌え～である。

　さらに、彼女は「今日は何もできてないし、自分はへたくそなんで・・・」とも。この思いがある限り、君はさらに上手になる。
　うーむ、小生ますます猶本びいきになってしまった。なでしこリーグで今度はレッズを追いかけようかしらん・・・

　えっ、やっぱりビジュアル重視ではないかって・・・? いや、あくまで小生は彼女のプレーに対し、お気に入りになったんで・・・って、説得力ありませんか、やっぱり(苦笑)
　ときに、決勝戦はドイツの圧勝かと思いきや、アメリカがドイツを下した。ただ、U20とはいえ、ワールドカップの決勝戦を一切テレビで流さないってのは、フジテレビ・・・ちょっとなあ・・・と。そこは一言苦言を呈したい。