アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

桂米朝一門会

2012-09-10 05:35:13 | 落語
桂米朝が先日骨折して入院したというニュースが出ていたが、その一門会を称する落語会が吉祥寺の前進座で行われたので出かけてきた。



 なんでも前進座と米朝が昔からのなじみで、古くから一門会を開催していたという。今回もごひいき米團治が出るので楽しみにしていた。
 さて、開口一番、まずは桂しん吉の登場だ。時そばの上方版「時うどん」である。ネタとしては知っていたが、生で聞くのは初めて。

 時の数え方の解説などもあり、なかなかいい感じの仕上がりであった。さて、ついで出てくるのは米團治。相変わらず華やかなオーラがある。
 何をやるのかと思っていたら、はじめたのが「質屋芝居」。この夏二度目であるが、この手の噺をさせると、ほんとにきれいではまる。

 そして、南光の登場。米團治と比べると声が悪いのと、形が・・・であるが、はじめたのが「素人浄瑠璃」。
 寝床の上方版ということになるが、全体に冗長で、失礼ながら途中で睡魔に襲われてしまった。ちょっとこれは・・・という感じで長い・・・

 ここで中入りとなり、こごろう改メ南天の登場。マクラもそこそこに始めたのが、「壺算」。雰囲気も明るく、といって上方系のくどさもなく、品もあり、いい感じ。
 特に、下取りとして返した壺について「お前、それで損したと思ってるだろ、それを3円でとって、3円50銭で売るんだろ」というくだりは笑ってしまった。

 いやいや、なかなか・・・である。すっかり味わった後は、スペシャルトークとして、米團治と南光が登場。
 前進座の思い出などを語っていたが、この前進座劇場も来年一月に閉館となるという。なんかさびしいところだが、確かに会場の老朽化も目立つのは事実。

 この会場にも何度か来ているが、落語会としては最後になるのかな・・・という気がした。
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