小生のガキの頃は、磯遊びというのが普通だった。その中でも遊びと実益を兼ねていたのが、アジ釣りとガニひきだった。
えっ・・・ガニって何? と思われるかもだが、いわゆる蟹のことで、磯でとれるショウジンガニ(右写真)のことをシンプルに田舎ではガニと呼んでいた。
これを竿の先端に釣り糸をループにした仕掛けで、ひっこくるのが伝統の取り方。こちらの記事をご参照願いたい。
さて、先日実家を出て、河津から天城峠を抜けて「うえだ」に行くとき、河津で「ズガニ料理」の看板を見かけ、ズガニって? と思ったら、モクズガニ(トップ写真)のことと判明した。
この蟹は、成長に連れハサミに藻屑のような毛が生えるところからその名がついたという。名前の由来はともかくとして、そこでひとつの疑問が生じた。
蟹って、ひとくくりに言う場合、「かに」と呼ぶし、この漢字も「かに」と読む。だが、個別の種で言う場合は、「〇〇ガニ」と濁って呼ぶのはなぜだろうと。
車で走りながら考えてみた。タラバガニ、松葉ガニ、ズワイガニ、毛ガニ、高足ガニ、花咲ガニ、越前ガニ、上海ガニ・・・うーむ、例外が思い浮かばない。
だから何だと言われればそのとおりだが、「こういうことが気になる・・・僕の悪い癖」って、相棒かよ(汗)
うーむ、なんでだろう・・・ってか、もし濁らなかったらどんな感じか。タラバカニ、ズワイカニ、毛カニ・・・って、なんか脱力感満載(苦笑)
もしかして、疑問符の「かに? 」に聞こえてしまうからか・・・といって否定する話ではないから、小生も普通にガニと濁らせているわけで・・・
だって、こんなの蟹だけではないかって・・・海老は、そのままじゃないか。伊勢エビ、クルマエビ、甘エビ、白エビ・・・って、エビのどこを濁らすんだよ(汗)
はあ、確かに・・・あっ、ここに濁らない「かに」があったぁ・・・って、違うだろ。
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