薬師平茜宿の食事など

薬師平茜宿は秘湯のお宿としては抜群にアクセスがいいのと、温泉が滑らかでナチュラルなところが魅力だが、食事等についても紹介しよう。

  

　こちらの温泉、崖の湯温泉と称しているが、山の中腹に建っていて、敷地はゆったりしている。部屋数はそれなりにあるようだが、ゆったりしているせいか混雑した感じはない。

　だが、食事処やお風呂では子供連れの姿もよく見かけたし、聞くところによるとペット連れに対応したお部屋もあるという。

  

　今回は初回ということで、予約のときに料理をどうしますかと聞かれたが、一番いいプランをお願いした。

　食事処は新潟の豪商の建物を移築したもので、その名も「合掌庵」と名付けられていた(トップ写真)。我々はテーブル席だったが、団体さんや子供連れ用に座敷もある様子。

 　

　さて食事だが、お品書きを見ると、これでもかこれでもかと並んでいた。まずは先付からだが、品数も多く、バリエーションに富んでいる。

　そしてお刺身だが、長野ということで、信濃サーモンを中心としたもの。そして松茸の土瓶蒸しが出てきた。

 

　今シーズン初松茸だ。これが美味くないわけがない。続いてイワナの塩焼きが出てくる。これが焼きたてのしかも大振りのもの。

　柔らかく、ほどよい塩加減で、ついついお酒が進む。最初は白ワインを頂いたが、途中から日本酒にした。

 　

　懐石仕立てで、しのぎの一口そばなど、いろいろなものが出る中、メインとして出てきたのはこちらのプレミアム和牛のステーキだ。

　むむ、これをいただくとなれば・・・で女将さんにお願いしてみた。「あの～、もしございましたら、山葵がほしいのですが」と。

 

　するとすかさず、「大丈夫ですよ、お塩も用意しましょうね」と。これは嬉しい・・・となれば、このステーキをレア気味に焼いて、山葵と塩でいただく。

　くわっ、脂がとろけて甘い・・・うわわ・・・これは幸せだ。もはや大満足だ。だが、さらに天ぷらなども出てきて、ご飯やデザートにいたる頃にはお腹もいっぱいだ。

 　

　これだけお腹いっぱいだと、少し動かないと・・・で、合掌庵の二階を見学した。ご覧の通り、屋根裏のお部屋なども見られる。

　いやいやこれは素晴らしい食事と食事処だ。一番高いプランだが、これでも価格は「うえだ」や「大丸温泉」と同等。温泉では両者にやや譲るものの、この食事はすごい。

 

　これはもう再訪決定だな・・・と。そうそう三鷹市在住のFC東京サポにはぜひおすすめしなくては・・・って、珍しくも素直だなあ。