扇子にもいろんな種類がある。京扇子なんてえと、実用的でオシャレな感じだし、舞扇なんてのもある。踊りを踊るときの扇子で、大ぶりで三波春夫あたりが使いそうな派手な柄だったりする。今日紹介するのは、高座扇という扇子だ。
写真をご覧いただこう。これが「高座扇」である。舞扇などと違って、基本的には無地の紙を使っている。
高座扇とは、聞きなれない言葉であろうが、名前から予想できるように噺家が落語を演るときに使うあれである。
この高座扇、普通の扇子との違いはいくつかあるが、一番の違いは骨が少なくて太いことだ。また、噺で使う以上、いろんな使い方をする。
煙管や箸、筆はもちろん、釣竿や天秤棒、ときには魚やお酒の杯にまでなってしまう。噺家の符丁で「風」なんて言い方をする。
ドアをノックする擬音にも欠かせない。左手で戸を叩く振りをする。右手は風を持ち、柄のお尻で床を突くことで音を出すのだ。
だから、寄席の床のその部分は白くなっているというくらいである。ちなみに、もう一つの小道具の手ぬぐいの方は「まんだら」と呼ばれている。
この高座扇、昔は渋谷あたりにも売っているところがあったが、さすがに今では浅草ぐらいにしかないようだ。
小生、先日浅草に買いに行って来た。久しぶりであったが、やはり店頭には並んでいなかった(笑)。で、おそるおそるお店の人に聞くと・・・
「ありますよ」という声が・・・ホッとした。どうやら、いまでは昔よりもっと需要がなくなり、店頭には並べていないようだ。
「お兄さん、落語演るの?」店員さんの声が響く。「えっ、まあちょぃとね」そのやり取りはその昔のまんまだ。
だが、帰りに気がついた。高座扇の入った袋に、URLが載っていた。ついにこんな世界にネットかあ・・・思わず時代を感じてしまった。
写真をご覧いただこう。これが「高座扇」である。舞扇などと違って、基本的には無地の紙を使っている。
高座扇とは、聞きなれない言葉であろうが、名前から予想できるように噺家が落語を演るときに使うあれである。
この高座扇、普通の扇子との違いはいくつかあるが、一番の違いは骨が少なくて太いことだ。また、噺で使う以上、いろんな使い方をする。
煙管や箸、筆はもちろん、釣竿や天秤棒、ときには魚やお酒の杯にまでなってしまう。噺家の符丁で「風」なんて言い方をする。
ドアをノックする擬音にも欠かせない。左手で戸を叩く振りをする。右手は風を持ち、柄のお尻で床を突くことで音を出すのだ。
だから、寄席の床のその部分は白くなっているというくらいである。ちなみに、もう一つの小道具の手ぬぐいの方は「まんだら」と呼ばれている。
この高座扇、昔は渋谷あたりにも売っているところがあったが、さすがに今では浅草ぐらいにしかないようだ。
小生、先日浅草に買いに行って来た。久しぶりであったが、やはり店頭には並んでいなかった(笑)。で、おそるおそるお店の人に聞くと・・・
「ありますよ」という声が・・・ホッとした。どうやら、いまでは昔よりもっと需要がなくなり、店頭には並べていないようだ。
「お兄さん、落語演るの?」店員さんの声が響く。「えっ、まあちょぃとね」そのやり取りはその昔のまんまだ。
だが、帰りに気がついた。高座扇の入った袋に、URLが載っていた。ついにこんな世界にネットかあ・・・思わず時代を感じてしまった。
>舞扇などと違って、基本的には無地の紙を使っている。
大相撲の呼び出しさんが使っているのとは違うのかな??
一人暮らしであまり笑う機会のない私にとって、そういう機会を自分から作るのは大切なことと思ってます。
落語、聴きたいですね。
それにしても師匠。
こういう内容の記事だと自然と言葉も変わって来るのですね。。。
「京扇子なんてえと」
って。。。(笑)
相撲の呼び出しの扇子はよくわかりません。
もしかするとそうかも知れませんが・・・
ゆきこママさん、すぽっとさん
扇子でいろんなものを見せるのは芸ですよ。と言うほどのことはなく、本気で持っているつもりになればいいだけなんですが・・・
ときに、すぽっとさん口調はやはり・・・ですかね。