アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

漱石に萌え~!キター!

2005-11-08 16:05:23 | つれづれ
夏目漱石といえば、日本を代表する文豪だが、今の若い人には、お札の人?なんてイメージが先行するかも知れない。そんな折、漱石の小説「夢十夜」を映画化するという。

 しかもなんと、この幻想小説「夢十夜」を、ベテランから若手まで11人の監督によるオムニバス映画「ユメ十夜」として作成しているというのだ。
 11人の監督のオムニバスとくれば、きっと場面の切り替えと同時に色合いのまったく異なるアレンジになるのだろう。けっこう楽しみかも。

 しかも、その中の「第六夜」では、鎌倉時代の仏師、運慶が現代風のダンサーの衣装で登場し、「キターーー!」「萌え~!」などのセリフを発するという(笑)
 おお、運慶といえば、東大寺南大門の仁王像などの傑作を多数残した天才仏師。先年の解体修理でも、緻密な計算で彫り上げたことが立証されたが・・・

 なんでも、仏像を刻みながら流行のトランスに乗って踊るという奇想天外なミュージカル仕立てだという。うーむ、運慶のイメージが・・・(爆)
 まさに、漱石と2ちゃんねら~が「夢のコラボフォー!」ってなところだが、この話の監督は松尾スズキだという・・・ま、納得か(苦笑)

 漱石の「夢十夜」といえば、「こんな夢を見た。」で始まる短編集。「第六夜」は運慶が明治によみがえるという設定の話だ。
 映画では、ストリートダンサーのTOZAWAが運慶に扮し、群衆たちの手拍子とステップにノリながら、ノミをふるうという趣向だという。

 まさか、萌え~な像を彫り上げるんじゃあねえだろうな・・・エルメスとか(汗)。おい、クドカンの弥次喜多に匹敵するような話にするなよな(笑)
 松尾監督の談話によると「『ユメ十夜』全体を通して見たときに、へんな夢を見たなと思ってほしい」と・・・ウワーッ!チョー心配~(爆)

 しかも自らは、「第一夜」で役者として小泉今日子と共演。こちらでは漱石の弟子、内田百聞をイメージした作家「百聞」を演じるとか。
 おいおい、お前なんかおいしいとこ持っていってないか。この話では小泉今日子が妖艶な長襦袢姿で登場するらしい。うおっ、ず・ずるい(汗)

 11人の監督は、最年長の市川崑監督(80)から、最年少山下敦弘監督(30)までという。これはこれで、きわめて興味深い。
 これまでのイメージを一新するバラエティーあふれる漱石像が楽しめる作品の完成は来春。公開は秋の予定だというが、待ちきれないなあ。

 ただ、これで心配なことがひとつある。ますます夏目漱石が若い人たちの間で歪んだ理解されないかということだ(汗)。
 こういう話を見つつ、「こころ」のごとき話もぜひ読んでほしいのだが・・・まあ、オヤジが電車男にとち狂う時代だからなあ(爆)
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3 コメント

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「キターーー!」「萌え~!」 (ゆきこママ)
2005-11-09 01:28:44
み、見たい(爆)



やばい。。。夏目漱石を歪んで理解しようとしている若者が、また一人増えようとしている(核爆)



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歪んだ若者(汗) ()
2005-11-09 06:43:43
無視!(爆)
返信する
あのぉ~ (すぽっと)
2005-11-09 17:32:07
これって「夢十夜」のパロディかなんかですか。。。?(笑)



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