このブログの読者の皆さんにはおなじみだが、小生、格安SIMを組み合わせて、よりコスパのいい運用を日々模索している。
そんな中、目に留まったのがこちらの記事。HISモバイルの新プランが音声通話付で290円~という破格値だというもの。
記事によれば6月スタートの予定だというが、ホームページを見たら、前倒しして5月から始めるらしい・・・
音声通話に対応して月額290円は確かに安い、これより安いのは楽天モバイルの1回線目くらいでは・・・と。
記事には、他社との比較表も出ていた。月間10GB以上使うユーザーは別にして多くのユーザーがこの範囲に収まることを考えると魅力的ではある。
ただホームページによれば、290円が適用されるのは月間100MBまでの方。これはスマホをほとんど持ち出さない人(スマホの意味あるのか)に限られると。
100MB~1GBの方は550円となる。すると表の隣のOCNのモバイルONEが500MBまで使え、60分の無料通話付きで550円と並び、悩ましいことになる。
また、価格だけで見れば、HISモバイルの親戚にあたる日本通信を忘れてはいけない。小生も使っている日本通信のシンプル290プランは、1GBまで290円だ。
こちらは(楽天モバイル同様に)使用量に応じて料金が変わり、1GBあたり220円追加になる。よって3GBなら730円、7GBなら1610円になる。
つまり、100MB~3GBまでは日本通信の方が安く、7GBだとHISが安くなる。またHISは予め、何GBにするかプランを決めることが必要のようだ。
細かい計算だが、毎月だいたい5GB~7GBの人にはHISが最安と言えそうだ。このプランは290円というインパクトはあるが、本当のお得はこのゾーンってか。また、それ以上ならnuroモバイルがお勧めだ。
もうひとつのポイントは5G対応だ。5Gの普及はまだまだだし、対応端末がないと意味がないが・・・格安SIMで5G対応しているかを見ておく必要もある。
対応している会社は、iijmioとnuroモバイル、それに大手キャリア系のLINEMOやPOVO2.0など。あっ、一応楽天モバイルも・・・(汗)
もちろん通話をたくさんされる方なら、通話料やかけ放題プランの要素もチェックしておきたい。
さらに複数端末を使っている方なら、着信転送できるかどうかもチェックしておきたい。LINEMOやPOVO2.0は着信転送に非対応だ。
結論からいえば、その人の使い方やデータ量に合わせて、お勧めが変わるという、きわめて当たり前のことになるのだが・・・
これに加えて、ahamoやY’mobileとかUQなども含めて、「あなたのお勧めはこのプラン」なんてやる回線ソムリエみたいな仕事ってニーズないかしら?
ほとんど儲かりそうにないか・・・(苦笑)
まあ、公然の秘密かも・・・