いやあ、感動した・・・佳純ちゃん推しの小生としては、5年ぶりの全日本制覇に素直に拍手を送りたい。
今や伊藤美誠は日本の絶対的なエースであり、五輪のシングル枠を争った平野美宇や、昨年のチャンピオンの早田ひななど、若手の躍進の中、ここ数年の石川佳純選手は、全日本でも精彩を欠いていた。
だが、今年の佳純ちゃんは強かった・・・若手の挑戦を退け、進んだ決勝は後世に語り継がれそうな激闘だった。
伊藤美誠に1-3とリードされ、後がなくなった佳純ちゃんだが、第5ゲームでも大接戦。ここを12-10でしのぎ切り、ここから逆襲に転じた。
最終ゲームは9点取ってからミスなどもあって、追いつかれる厳しい展開に・・・だが、ここで原点に立ち返った佳純ちゃんは本来の強烈なフォアハンドに徹して打ち破った。
テレビニュースでも、ここで切り替えて佳純ちゃん本来の強烈なフォアで攻撃しようとした様子。
ここからの佳純ちゃんはすごかった。鬼神のごとく・・・というといささか失礼かも知れないが、全身をフルに使って腕を振り切る攻撃は、結果的に美誠パンチすらも打たせないものになり、そのまま2点先取で栄冠を勝ち取った。
こちらの記事にもあるように、周囲からも若手の台頭で「石川佳純限界説」もささやかれ、自らももうダメかも・・・と思ってしまったこともあったという。
それを振り切り、5年ぶりの栄冠・・・気丈なことで知られる佳純ちゃんの涙にはしびれてしまった。
そしてトップ写真のように勝負の後の別人のような素敵な笑顔・・・このギャップにファンはしびれる。
ときに、リンクの記事をよく見ると・・・こんな見事な誤植が・・・ウハハハ、伊藤佳純って誰だよ・・・さすがに修正されてしまったが(苦笑)
失礼ながら、おそらく決勝のカードが決まったとき、8割以上の人が伊藤選手の優勝を信じていたはず。
そのくらいここ数年の伊藤選手は強かったし、佳純ちゃんとの相性もよかった。だが、あきらめない気持ちの強さと、最後は原点に立ち返ることができた佳純ちゃんに栄冠は輝いた。
現況では東京五輪の開催は悲観的な要素ばかりであるが、個人的には無観客でもいいから佳純ちゃんが中国選手を相手に、腕を振り切る姿が見たい。
もし五輪の決勝がこのカードの再戦となったら・・・いや、夢は見るものではない、叶えるものだ・・・と信じたい。
がんばれ、佳純ちゃん。
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