
さて吾妻屋は家族経営に近いお宿で、料理はご主人と若旦那が作っているが、さすがに食事の時などにはスタッフが何名か入っている。
食事は地味な印象だが、焼き魚も美味しいし、メインのしゃぶしゃぶも美味しくて、それなりに食べごたえはある。
こちらではいつもハーフボトルのワインをお願いするのがパターンだ。ちなみにお酒の持ち込み歓迎なので、持参する方も多いようだ。
施設も決して豪華なものではないが、何より家にいるような感覚になるのが、いい意味でほったらかしなこと。
缶ビールなどは共通の冷蔵庫からご自由にどうぞと。精算も自己申告制だ。さらに浴衣やバスタオルは自由に替えてよい。
そしてこちらが吾妻屋の四阿(爆)。山翠に行く途中にある離れで、休憩することもできる。
さらにトップ写真はロビーに飾ってある書など。勝海舟や斎藤茂吉など、著名人の書がある。実はこちらのお宿、歴史はかなり古く、高湯温泉の老舗で、古い絵地図にも描かれている。まさに今昔ゆかしき宿というところだ。
これまでも何人かにご紹介したが、そのすべての方々がお気に入りになったことからも、こちらのお宿の魅力がおわかりいただけよう。
確かに、料理が豪華とは言いにくかったり、施設も決して新しいわけでもない。だが、抜群の温泉と、女将をはじめとするスタッフの温かみのある対応などが、このお宿の魅力である。
この内容でお部屋にもよるが、飲み代を入れても15000円ほどというのは極めてリーズナブルに感じる。
ここ数年は、毎年紅葉を狙って10月に来るのがお約束になっているが、今回はいつもより一週間ほど遅かったこともあり、お目当ての磐梯吾妻スカイラインの紅葉は終わっていた。逆に高湯温泉周辺は見ごろだった。
来年もまた10月に来ることになりそうだ。
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