アモーレ・カンターレ・マンジャーレ

自称イタリア人のオヤジが、好きなサッカーやらグルメやら、何でも不定期に気まぐれに書き綴るサイトです。

第六回ぴっかり☆実験室

2016-06-19 09:39:19 | 落語

春風亭小朝の弟子で、女流の二ツ目にぴっかり☆という噺家がいる。小柄で可愛らしいお嬢さんなのだが、そのぴっかり☆の勉強会である、第六回ぴっかり☆実験室が開催されたので出掛けてきた。


 この会は、ひょんなことからご縁をいただいた席亭さんの主催であるが、第一回に出掛けて以来、久しぶりだったことに気付いた。
 会場は、両国のお江戸両国亭。40人くらいの小さな席である。今回も、女性客が1名で、残りはすべてオヤジ(爆)

 さて、この会は元々席亭さんが、苦手な噺やマクラをまったりとやってということで始めたもの。ということで、まずはぴっかり☆がまったりと語る。
 この日のゲストの文雀師匠との関係などを語りながら、兄弟子から受けるセクハラなどを話していた。こういう小さな小屋だからこそという内容だった・・・(笑)

 さて、肝心の噺は一席目が「片棒」だった。なんでも以前ある席で絶句してしまいトラウマになったらしいが、第一回でも聞いたことがある。
 ただ、第一回の時に比べると確実に進化した感じがある。よく稽古していることがうかがえるなあと思ったら、月2回雑司ヶ谷で朝の勉強会をやっていたりしている様子

 さて中入り後、ゲストの文雀が登場だ。実は、元々小朝の弟子だったが、破門になってから別の師匠について真打になったという経歴。
 潜在的にはぴっかり☆の兄弟子だった・・・といいつつ、実際にはすれ違っているので、二人とも小朝の三番弟子という(苦笑)


 始めたネタは新作の「かごめかごめ」だった。やや、後半が重くなったが、新鮮なくすぐりも多く、けっこう盛り上げてもらった。
 そして再びぴっかり☆の登場。始めたネタは・・・おお、こ・これは「星野屋」だ。やる人はそれほど多くないはずなんだが・・・

 以前たけ平がやったのを聞いたことがあるが、なんと2009年のことだった・・・生で聴いたのはそれ以来かも。ただ、この噺は後味がよくないのが難点なんだよなあ・・・
 と言いつつ、女流ならではの演出というかお妾さんの性悪なところがよく描かれていて、それでいてちょっとかわいく見えてしまうのは、ぴっかり☆ならではかも。

 ともあれ、確実に進化しているぴっかり☆を確認できた貴重な機会であった。女流の噺家も増えている今、引き続きアイドル的噺家として頑張ってほしいものだ。
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